7/15 横浜国大勉強会 自然保護区国内ネットワーク

Date: Wed, 9 Jul 2014 18:10:06 +0900
 下記のセミナーを行います。参加歓迎します。

7月15日 15-17時
横浜国立大学 工学研究棟(S7-1)7階講義室(海センター隣)
http://www.kaiyo.ynu.ac.jp/access/access.html
http://www.kaiyo.ynu.ac.jp/access/accessmap.html
(外部から参加される方は道に迷いやすいので電話番号045-3393067を控えてください)

「国際的な自然保護制度を対象とした国内ネットワークの比較研究‐世界遺産
約、ラムサール条約ユネスコMAB計画、世界ジオパークネットワーク‐」
田中俊徳氏(東京大学特任助教

 ユネスコエコパークが実効性の高い制度として発展するために必要な方策について、同様の国際的な自然保護制度と比較分析する。ユネスコエコパークが依拠するユネスコMAB計画と同様のサイトベースの国際自然保護制度として、世界遺産条約ラムサール条約世界ジオパークネットワークを取り上げ、これらが、どのような枠組みとプロセスで国内実施(National implementation)されているか、とりわけ、サイト間の情報共有や相互交流、普及啓発を担う国内レベルのネットワークがどのような形で管理運営されているかに焦点を当てる。
 それぞれの国内ネットワークとして、「世界文化遺産」地域連携会議、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、ユネスコエコパークネットワーク、日本ジオパークネットワークを取り上げ、各ネットワークの事務局体制、入会制度、会費制度、実施事業などを比較分析する。とりわけ、1989年から25年に渡り活動しているラムサール条約登録湿地関係市町村会議、2009年に発足し活発な活動で知られる日本ジオパークネットワークについて詳細に論じる。比較分析の結果から、ユネスコエコパークがより実効性の高い制度として発展するための提案を行う。

松田裕之