国立環境研究所の次期中期計画について(抜粋)

Date: Tue, 28 Feb 2006 19:45:16 +0900
次期中期計画にある】4つのプログラム自身は、(生態系管理を環境リスクと循環型社会に、生物多様性を環境リスクと地球温暖化に、両者をさらにアジアに組み込んでいただけるならば)我が横浜国大21世紀COEの取り組みとも親和性が高いものと喜んでいます。今後とも宜しくお願いします。
1.【】他のプログラムでも同様の取り組みに期待します。抽象的な掛け声だけでなく、具体的な政策とのかかわり(固有名詞)を盛り込み、現場対応の研究を重視していただければ幸いです。環境研の資源は要求された課題に比して小さいかもしれませんが、我々も含めて、環境研のプロジェクトに協力したいという研究者は大勢います。それらを含めたような全体像(構成員個々の思惑ではなく、組織としての解釈)を描いていただければ助かります。【】
 4.【】生物多様性の歴史的価値を明記する理論構築が必要です。これは持続可能な人と自然の関係を先人たちが築いてきた指標となります。多様性豊かな先進国としての日本が提示すべき課題です。途上国の共感を得て、真の保全と利用の両立を図る政策を具体的に支援することが重要です。
 5.人材難かもしれませんが、陸上生態系管理、生物多様性への言及がほとんどないのは残念です。【】鳥獣保護法世界遺産などの問題にきちんと答えることは環境省の問題です。【】
 8.アジアの視点といいながら、欧米と異なる利用と保全の両立、歴史的価値に基づく環境戦略を提示する準備がありません。予防原則という言葉が出ていません。それをやめてもよいですが、それに代わる明確な長期理念が必要です。環境は大きな外交カードですが、途上国の視点に立つという中身がよくわかりません。
 9.生物多様性に関するリスク管理の視点が足りません。生物多様性国家戦略にある内容のうち、外来種はありますが、過剰利用もunderuseもありません。【】生物多様性】国家戦略が風化していると感じました
 10.健康リスクと環境リスクを並列させ、環境影響評価の手法に生かすと書かれていますが、よくご存知かと思いますが、環境影響評価では旧公害系と生物系の手法には大きな隔たりがあります。それをどのように統一するかの展望が見えません。
 以上、勝手なことを申しましたが、参考にしていただければ幸いです。