化学物質の環境基準値決定の際にも順応的な取組みを

Date: Wed, 26 Apr 2006 09:18:32 +0900
皆さん
1)生態リスクに基づく基準値を決めるならば、そのエンドポイントを明確にし、実際にその濃度以上の場所で何が起きるかを事前に予想し、記述する。その予想通りでなければ、基準値は見直されるべきである(順応的管理という言葉を、化学物質の生態リスクにも盛り込むべきである。これは環境省も拒否できないと思います)。【】
2)予防原則によって証拠不十分でも対策を立てるというのは一つの考え方だが(あまりにも屋上屋を重ねて根拠が薄弱だと思うが)、それならば証拠をそろえ、不必要な対策だとわかれば将来見直すべきであり、その見直しの日程を同時に記述すべきである。これは鳥獣保護法などでは普通に行われている。
 環境団体は、政府が決めたことについては追跡調査や見直しを求めるのに、自分たちの要求する基準に対しては見直し手続きを明示していないように見える。