侵入種個体数密度の空間分布の推定法について

Date: Mon, 11 Sep 2006 10:16:12 +0900
○○さま
すいません、GISにあるクリギングとは何をどう内挿補完するものですか?
少なくとも辺縁部【の個体数密度】は、拡散方程式に従い、単純には(密度依存拡散でなければ)だいたい正規分布exp(-x^2)にしたがって漸減していると思います。これは原理的には無限遠まですそを引く分布ですが、それを確率分布と解釈すれば、個体数が有限ならば、すそは有限です(ただし、裾がどこまで伸びるかは確率的に決まる)。
Date: Mon, 11 Sep 2006 13:11:42 +0900
皆さん
 お返事ありがとうございました。たしかにクリギングという方法は内挿法なので、外部の推定については「わからない」とするしかないでしょう。ただ、罠がほとんどいないところまでかけられていれば、罠をかけた範囲ではそれなりの情報は得られるでしょう。
 しかし、なんらかの回帰式に当てはめないと、辺縁部はわかりません。繰り返しますが、辺縁部は拡散方程式によれば、正規分布exp(-ax^2)に従うと考えられます。そのような回帰を考えればよいでしょう。
 また、クリギングという方法は3次メッシュのデータから、より細かい地点の分布を見るためのものであり、CPUE自体が密度指標として誤差を含んでいるときに、CPUEから密度の空間分布を推定するにはそぐわないように思います。ざっと眺めただけですが、この方法には、各地点での標本数(罠日数)のバラツキをいれる余地がないように見えました。