昨春に予言したように、想定外は昨年の流行語大賞になった。その際、予想と想定の差を説明した。事前に複数の未来を予想し、対策を立てておくのが「想定内」であり、リスク管理の基本である。予想しても対策を立てられない想定外がありえるとも書いた。これは経営リスクも環境リスクも変わらない。今回、Softbankは物まねを嫌ってか、あえて「予想外」携帯と銘打った。しかし、はからずも皮肉なことに、事前の対策不足を露呈してしまった。電網手続きの二日連続のトラブル、誇大広告批判、顧客の出超。やはり、二番煎じは創設者を越えないと、見劣りが目立つ。