日本の生物多様性将来予測

Date: Sat, 31 Mar 2007 10:46:45 +0900
ご存知とは思いますが、国環研は「脱温暖化2050プロジェクト中間報告書」で2つのシナリオを描いています。
 2010年CoP10にあわせて日本版MAを作ろうとすれば、分かりやすい方法は、これに準じて生物多様性を計るということになるでしょう。大事なのは、耕地面積、人口、森林(伐採量)であり、その空間分布だと思います。空間分布は大雑把な仮定で決めるよりありませんが、そのためにはGISが必要だと思います。(これをできれば2009年までにやってしまう)
 あとは、個々の生物への影響を調べるということでしょう。これは、生物調査の情報との組み合わせが必要ですが、それは出来る範囲で、個々に行えばよい。植物RDBのデータベースは10km格子ですから、粗すぎるかもしれません。 生物多様性センターには、いくつかの種で、1kmの分布情報があります。 要は、耕地面積、森林面積、植生区分ごとの面積と分布などを大雑把に予測すれば、生態系サービスについてExpert Judgmentとして言えることがでてくるでしょう。