北海道ヒグマ管理について

Date: Sun, 11 Oct 2015 10:14:44 +0900
 重要な点は、1990年代から今まで、【ヒグマ個体数は増加傾向にある可能性が高い】という認識を共有できるかどうかです。【】
 私としては、ヒグマの絶滅回避のための予防原則は現時点では必要なく、むしろ人身被害回避のための予防原則が必要と思います。あと2,30年の間に、そう簡単には絶滅しないでしょう。【北海道の想定よりも】個体数がさらに多い可能性すら否定できないと思います。
 そのうえで、【人を避けない】問題個体が生産され続け、駆除しきれずに「野放し」になっているというのは極めて由々しき事態だと思います。この対策に重点を置くべきでしょう。
 その意味で、渡島で出している問題個体数の推定は極めて重要と思います。これがどの程度の地域でできるか。
 知床でさえ、この形では出していません。だから、【知床で】政策転換ができないのです。