自然との共生の元祖は屋久島憲章

Sent: Thursday, December 1, 2022 1:43 PM

最近、生物多様性条約関係では、日本政府がCBD/COP10あたりから主張した(11.21発足行事の渡邉綱男先生によると、屋久島環境文化村構想に起源をもつ)Living in harmony with nature(自然共生)が、他国の文書にも多用されるようになりました。Dasgupta報告「生物多様性の経済学」でも同様の意見があります(Miguel教授の講演や講義に詳述)。

MAB計画でいう生物圏には人間が含まれている。人間を含めた自然という自然観が重要です。 Global COE「アジア視点の国際生態環境リスクマネジメント」で掲げたアジア視点が、ようやく生物多様性関係者の世界標準になりつつあるともいえるでしょう。

 私はさらに一歩進めて、野生動物も人間を利用している。相互利用関係のある野生動物との共存を考える必要がある。と主張しています。

・人と野生動物の利用しあう関係 :野生生物と社会学会公開シンポジウム「経済と社会を支える生態系サービス」基調講演, 2021年11月6日

その動画は以下にあります。

 http://ecorisk.ynu.ac.jp/matsuda/2021/210929zD6gjMnbsNwL.html松田裕之

(以上)