Date: Thu, 16 Nov 2006 23:02:45 +0900
皆さん TeXは数物系研究者では必須とも言えます。私も実用には使いませんが、基本は覚えたことがあります。
典型的なソースファイルと完成品を見せたほうがよいでしょう。PPTファイルのような能書きだけでは、何かよくわからないと思います。
少なくとも、数式番号、図番号を自動的に振りなおすとか、図を頁の下隅に自動的に置くような完成品に近い原稿を書きたいと思うならば、MSWordよりはるかにましです。数式を書くだけなら、MSWordの数式Editorでも(ExportしたいならMathTypeでも)それほど悪くはない。
Date: Fri, 17 Nov 2006 08:36:28 +0900
皆さん
○○君のTeX見本は数式が適度に入っていて、TeXを学ぶにはよいものです。【】
昨日○○君と議論したときも感じたのですが、GIS【(地理情報システム)を】お絵かきソフトだと思っていませんか?たしかにGISはきれいな地図が書ける。しかし、本当に必要なのは各地点の情報(標高、傾斜、植生など)を抽出することです。
きれいな絵を描くのはHomepageをきれいに書くのと同じです。それは役に立ちますが、大事なのは中身です。GISはお絵かきの機能と、その中身を作る(情報を拾う)ための機能があり、後者がより大切です。
私の共同研究者の○○の論文原稿の図は貧弱です。共著の場合、彼がMathematicaで書いたグラフを私はIllustratorに取り込み、線を太くするなり加工します。彼はその「お絵かき」作業に無頓着でしたが、中身が評価されるのです。
聴衆をひきつける話術は、弁論部の訓練よりも、話の中身を洗練させることです。論理的で、目から鱗を落とす内容に聴衆は惹かれるものです。駄洒落よりも中身自身が面白いほうがよいのです。
もちろん、中身が同じでも、話術やお絵かきが洗練されているほうがより効果的です。しかし、よい話術でせっかく聴衆が集中して聞いても、中身がなければがっかりさせるだけでしょう。
○○勉強会ではRとExcelを学び、CやMatLab、Mathematicaを学ぶ人もいるでしょう。解析手法を身につけなければ、解析はできません。しかし、大事なのはアイデアです。何をどう解析するかが大事であり、どのソフト(言語)を使うかは大きな問題ではありません。
生態学でGISをお絵かきでなく、解析ツールとして駆使できる人は、全国でもごくわずかです。先日屋久島で、○○さんはGISは中身がなくてもきれいな図を描くので使いたくないなどといっていました(でも使っていた)。大切なのは中身なのです。GISはそのためのソフトです。