2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の環境影響評価が「死んだ日」

Date: Tue, 13 Sep 2016 08:21:06 +0900 道北の風力発電7事業の環境影響評価(EIA)準備書に対する、北海道知事意見が出た。事業者にとって極めて厳しい意見がついている。しかし、以前、審議会の「品格」に苦言を呈したようなことはない。今回は「事業をやめ…

ワシントン条約の象牙問題

Date: Mon, 26 Sep 2016 16:32:53 +0900 日本では連日、CITES象牙問題が大きく報道されています。 この数年間で密猟、主に中国での密売が増えた。、ケニアで個体数が急減し、新たにケニアで8000牙を摘発【焼却】した 報道では密輸先が中国とは限定されていな…

オジロワシの生物学的潜在間引き数(PBR)と風力発電環境影響評価

松田裕之・谷圭一郎(横浜国大)・島田泰夫(日本気象協会) 近年、累積影響が環境影響評価(EIA)でよく議論されるようになったが、希少猛禽類オジロワシの衝突死が北海道全体でどこまで許容されるかは1事業者の裁量を超えており、本来国が指針を作るべき…

洋上風力発電所に伴う環境影響評価について

■洋上風力発電所に伴う環境影響について 洋上風力発電機による漁礁効果が期待され、漁業者にもプラスの効果があると考える。蝟集効果だけでなく生産力も向上する可能性がある。 風力発電施設がある区域は、漁業者にとっては自主的保護区ができるとも考えられ…

ドイツのハイキングにいくと風車に対する景観の価値観が変わる

2013年9月8日 (Facebookより) フランクフルト近郊のヘッセン公園に行く。狩猟用の櫓が各地にある。北海道が真似したい光景だ。風車も多く、風車が見えない場所がないほどだ(1,2,3)。福島事故以後、特に増えたという。日本では環境影響評価に時間がかかり、…

横浜国立大学 都市科学部 環境リスク共生学科の概要

松田らが所属している横浜国立大学理工学部建築都市環境系学科 暫定版リーフレットができました。 地球生態EP*1は、来年度新設される都市科学部環境リスク共生学科に移行します。その内容を私なりに紹介します。(9/4学科説明はこちらにもあります) 下記の横…

大学受験生へ。横浜国大地球生態は来年度から都市科学部での受験です

松田らが所属している横浜国立大学理工学部建築都市環境系学科地球生態EP*1は、来年度新設される都市科学部環境リスク共生学科(→各研究室紹介(案))に移行します。近日中に教員構成などをお伝えしますが、まずは説明会の案内です。 この度都市科学部は、…

風力発電は順応的管理に適した「可逆的」事業

Date: Thu, 1 Sep 2016 17:29:32 +0900 順応的管理(最初から予防的に避けるのではなく、稼働しながら監視して、リスクが高いことがわかれば稼働制限などの対処をする)のほうが有効でしょう。 稼働制限は収益低下につながりますが、ある程度は可能と思います…