2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

最近の学会事情

Date: Mon, 26 Jun 2006 21:16:33 +0900 皆様 日本は・・・学会大会の数があまりに多すぎます。 その通りですね。 ただ、これも10年前と違うのは、以前は米国では雑誌数は多いが学会数は少ない(あるいは合同大会を開く)傾向があったのに、日本は学会ばかり…

アイスランド=自然破壊の跡

NYからアイスランドは知人がいない旅だ。Island Airの6月の映画は、往路は英語でForest Gump、古い映画だが、これは見てよかった。帰りの映画はFailure to launchという娯楽もの。これはつまらなかった。酒は有料だし、帰りは食事が1回きりだ。 レイキャビ…

日本映画は、すばらしい

New Yorkの旅 2006年6月11日-17日, 23-25日 機内映画を紹介する。ANAの乗った便はeconomyでもビデオ選択ができ、往復とも同じで、6月は南極物語(Disneyのremake)、FireWall(Harirson Ford)、The New World、The Constant Guarner(ナイロビの蜂)、An Unf…

中西裁判についての感想

郵送していただいた雑感286など資料を拝読しました。松井さんのほうの最大の主張は、自分が原論文を読まずに新聞記事を鵜呑みにしたような記述をされ、学者としての名誉を傷つけられたというものだと思います。ですから、主にこの点についての感想を述べます…

アライグマは外来種問題なのか? への返答

Date: Wed, 1 Jun 2005 12:45:39 +0900 アライグマは外来種問題なのか、在来種にも共通する問題ではないか、在来生態系とは誰がどう定義するものなのでしょうか。外来生物問題は,自然保護の考え方とも密接にリンクするように思われます. 一般論としては「在…

日本の自然が豊かなことを、我々の先祖に感謝する

Date: Sun, 25 Jun 2006 04:47:08 -0400 Hi... I am also shocked by human impact on Iceland ecosystems, despite of a very sparce population density. I must acknowledge Japanese ancestors because Japan has a pretty high population density, few…

地球研叢書

Date: Sat, 24 Jun 2006 22:56:12 -0400 地球研叢書「シルクロードの水と緑はどこへ消えたか?」(日高敏隆・中尾正義編)を読んで、なぜ行動学者の日高さんが地球研所長で,プロジェクトに自然と人間を絡めたがるか、初めてその意図がわかった。これは壮大…

アイスランド紀行

2006年6月18日−23日 アイスランドの旅が終わった。一言で言えば、人間の自然破壊の重みを痛感した。この不毛な大地は、8世紀頃に入植するまでは、25%がBirch(樺)林だったのだ。10万km2にわずか5万人しかいなかったのに、これだけ不毛の地になるとは。空港…

Databaseを使ってData miningする統計学者

Date: Sat, 24 Jun 2006 16:24:04 GMT 今どこ?こちらは○○と空港です。 彼も、日本のデータをもっと活用してくれといっていました。○○のやり方で気になるのは、データベースをうまく使っているけど、それをとってきた野外研究者と共同研究している様子がない…

7月5日 横浜国大 海洋に関するシンポジウムの開催 について

Date: Wed, 21 Jun 2006 23:06:44 GMT 関係各位 梅雨が続きますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。 横浜国立大学では下記のようなシンポジウムを開催します。関係各位に周知いただき、関心あるかたのご参集を歓迎します。シンポジウム・シリーズ…

アイスランドでWhale Watching

CoML/FMAPの会議の二日目、快晴なので急遽夕方5時からWhale Watchingを見る遠足が企画された。歩いて桟橋に向かうと、隣には捕鯨船、反対側には反捕鯨団体Song of whalesの抗議船がいる。船は満員で2000年からの実績で98%クジラが見れる!見れない場合はただ…

日本政府代表には女性が少ない

Date: Tue, 20 Jun 2006 05:13:05 +0100 ・・・あなたも、世界をまたにかける人になって下さい。日本政府が嫌われる理由の一つに、女性が少ないことがあると思います。緒方貞子さんは大活躍しているでしょう。日本代表団に女性が一人もいないのい、シンクタ…

F-MAP会議報告 

今回で3回目の参加だが、今回はRansom Myers以外の話もCoMLらしくなり、充実していた。私は相変わらずデータベースに適応できていない(○○さんのプロジェクトと○○さんのNaGISAに期待しているのだが)。要するに、大規模調査データを用いていかに生物多様性を…

アイスランドで鯨肉を

Date: Tue, 20 Jun 2006 21:49:08 GMT ○○様 お返事ありがとうございました。 今日からは仕事です。アイスランド大学でのCensus of Marine Lifeの会議でしたが、昼食は隣のSAGAホテルで、そこでも鯨肉が出ました。日本のマグロ乱獲を批判している張本人と一緒…

環境団体の力は、今より強くないほうがよいかもしれない

Date: Mon, 19 Jun 2006 07:28:58 +0100 ○○さん 皆さん ・・・ はい。海上投機も問題ですが、残飯も問題です。まぁ、クジラは残さないかな。 【報道陣に】ぜひ、国連海洋法条約の会議にも来るようお伝えください。なんでもありです。日本なら供応に当たるよ…

豪華なニューヨーク自然史博物館の海の展示

Date: Mon, 19 Jun 2006 06:57:21 +0100 ○○さん 今、レイキャビクです。20日からMyersらのCoML会議に出ます。 NewYorkで最後に行ったアメリカ自然史博物館の海の展示にびっくり。これは2003年くらいからかもしれません。 「海が壊れる」説はこれに乗ったもの…

よい上司は弟子が育てる・・・という側面

Date: Thu, 8 Jun 2006 09:41:46 +0900 ○○さん いいボスで本当に助かります。私は昔からボス運がいいんです。 おぉ、それはあなたが上司をうまく育てているからです。これはたいへん重要なことです。今後ともご指導宜しく 上司が部下を育てるのが当然と思う…

魚食批判 対 すし流行

Date: Fri, 16 Jun 2006 20:08:04 -0400 皆様 BBCワールドは、日本の捕鯨特集をまた【2006年6月16日】からやっています。【】血を流す鯨のフィルム、反対運動の映像、例によって最後は鯨を食べる日本人の姿で終わっています。日本人はすごい野蛮って印象…

生態系の取組みの10の神話

国連海洋法条約の非公式協議プロセス*1で、Murawski博士が「国連海洋法条約に関する生態系の取組みにおける10の神話」という講演をした。その内容を紹介しよう。以下はすべて誤った認識(Myth=神話)であるという。大変気に入った。 神話1 海洋資源管理にお…

Re:動物生態学と保全生物学について学べる大学

Date: Fri, 20 May 2005 17:43:47 +0900 松田です 大体 ○○さんのご意見に近いですが,これは 保全生態学 と言う特化に対する警告だけでなく,環境科学 に対しても、 私は同様の見解を持っています。 学部のときから「環境学」を学ぶよりは、より基礎的なもの…

外来種対策

Date: Fri, 2 Jun 2006 06:35:54 +0900 ○○さん お早うございます。 たぶん、心配していただくほど、○○の外来種対策の状況は悪くなく、逆に根絶の実現はやはり現実的ではないのです。 これは想像できますね。数は着実に減っているので、現場も手ごたえを感じ…

国連海洋法条約非公式会議

Date: Tue, 13 Jun 2006 11:18:39 -0400 ○○先生、皆様 国連本部より松田です 12日から16日までニューヨークで開催されるUN Open-ended Informal Consultative Process on Oceans and the Law of the Sea (国連主催の第7回「海と海洋法条約に関する時間無制…

遺伝子組換えの議論はよくわからない。

Date: Tue, 6 Jun 2006 17:01:56 +0900 ○○さん 最大の問題は、これ*1を呼んでも、GM(遺伝子組み換え農作物)にどんな害がありえて、その安全性をどう管理しているのかがわからない点です。【】食品としての具体的な有害性に触れていないようです。もう少し、…

バイク交通事故で大怪我をしたある先生へ

Date: Tue, 6 Jun 2006 14:41:23 +0900 ○○先生 致命傷でなくてよかったです。バイクのリスクは、喫煙よりはるかに高いはずです。くれぐれもお大事に。僭越ながら、これにこりて乗らないことを勧めます。

7/2シンポジウム「漁業と関連産業との調和」

Date: Wed, 7 Jun 2006 14:17:01 +0900 jeconet, wildlife, kaiseki, 水産海洋 BCC関係各位 (重複受信ごめんなさい)下記のようなシンポジウムが開催されますので、お知らせします。◇◆◇2006年度 国際漁業研究会 例会・シンポジウム◇◆◇ テーマ 漁 業 と 関 連 …

漁業を攻撃し始めた環境団体

Date: Thu, 18 May 2006 23:48:20 +0900 ○○様 環境団体というのは、中世のキリスト教会と同じで、免罪符を売り、人を育てるよりけなすことで商売にするところがあります(もちろん、中世のキリスト者と同じで、たいへん立派な人もいます)。 あれでは、だめと…

個体群生態学会の現状と未来

Date: Tue, 6 Jun 2006 00:08:22 +0900 ○○様 皆様 そのとおりですね。今、生態系管理は個体群管理と乖離していますから、これはどこかで仕掛ける価値があると思っていますが、生態学会でもできないことはない。 以前言ったと思いますが、現在の生態学会全国…

今後の予定

Date: Tue, 6 Jun 2006 00:22:48 +0900松田研各位 島田さん下記のご心配ありがとうございました。 最近、COEリーダー(超多忙で退院したばかり)からも健康に気をつけて、依頼を断る勇気を持てと説教されました。他にも多くの人から同じことを言われます。 …

生態系の健全性integrityについて

Date: Sun, 4 Jun 2006 11:15:03 +0900 ○○さん、 お返事感謝 (松田研各位にも転送します) ○○さんの提案した「健全性指数」について、○○君曰く この研究に対する、私の考えをお伝えいたします。 結論から言えば、 この研究でいう健全性は、 少なくとも、万…

大物政治家にご説明したある生態学者への書簡

Date: Sat, 3 Jun 2006 09:58:35 +0900 ○○様 皆様 おめでとうございます。 ○○さん、あなたは典型的な秀吉タイプの人間ですね。 政治家というのは、受けネタが大好きです。話し好きも話べたもいるが、とにかく演説で受けネタが必須です。たぶん、使われるでし…