2008-01-01から1年間の記事一覧

1月21日 さいたま市民会館 講演会(水産資源保護協会主催)

松田裕之 「水産資源と河川生態系の順応的管理について」13:30-15:30 近年、自然再生事業では順応的管理が推奨される。順応的管理とは、未実証の前提に基づいて管理計画を立て、継続監視を続けながらその前提の妥当性を検証しつつ、状態変化に応じて管理手法…

「海の国立公園」新設をめぐる報道について 

Date: Wed, 17 Dec 2008 10:39:53 +0900 Wildlife各位 下記の情報ありがとうございました。自然公園法の改正については中央環境審議会自然環境部会自然公園のあり方検討小委員会の中で検討されているはずです。しかし、このような「海域公園」の話は初耳でし…

あわら風力発電所の鳥衝突防止対策について

Date: Fri, 19 Dec 2008 17:13:17 +0900 中日新聞2008年12月19日 http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2008121902000181.html 風力発電に停止時間帯 渡り鳥の 衝突防ぐ : 整備中のあわらウィンドファーム国内初の対策福井新聞2008…

TAC有識者会議の資料にあるニュージーランドの資源評価について

Date: Thu, 18 Dec 2008 08:03:33 +0900 【水産】資源解析MLの皆さん TAC有識者会議の資料の7枚目に、以下の記述があります。 http://www.jfa.maff.go.jp/suisin/yuusiki/dai6kai/siryo_20.pdf ○「Report from the Fishery Assessment Plenary,2007」による…

昨日12.12 生態リスクCOEシンポジウムのお礼

Date: Sat, 13 Dec 2008 14:05:25 +0900 生態リスクCOE関係各位 昨日のCOEシンポジウム 環境問題における「不都合な真実」 は、おかげさまで150名以上の参加者に恵まれました。人数ならびにアンケートの集計はまだですが、活発な議論が行われました。 COEメ…

地域環境JSTでの議論

http://blog.goo.ne.jp/chiiki-kankyo-jst/から私の発言を転載 Date: Thu, 11 Dec 2008 10:53:02 +0900 学会がお目付役・ご意見番の役割を演じなくてはならないこともあるでしょう。 ・・・釘を刺すだけでも問題は解決しないはずです。「なかに入っていって…

12.14環境省「生物多様性総合評価検討委員会」

Date: Fri, 19 Dec 2008 23:53:26 +0900 ある人からのメールである(改変済。文責松田)。表記委員会を傍聴した複数の人から同じような意見を聞いた。 松田様 先日の委員会では失礼しました。貴兄がおしゃっていたように、資料がほとんど傍聴者に配られていな…

12.16土木学会環境システム委員会シンポジウム

「農村地域の中長期戦略と今後の社会基盤整備のあり方」での私の発表としては3月に行った生態学会シンポジウム「中山間地問題」の継続です(中山間地撤退論は一ノ瀬さんがより本格的に話すでしょう)が、一つひねりを入れて、牧野光琢さんらが水産総研で作っ…

横浜国大海センター主催シンポジウムのお礼

Date: Wed, 10 Dec 2008 12:01:07 +0900 昨日は横浜国大海センター主催シンポジウムでパネル討論司会を務めました。その際、日本の漁村があくまで漁民の合意に基づいてさまざまな資源保護措置をとり、近隣の漁民や異なる漁法間の調整を行ってきたこと、その…

日本の漁業では先住民対策はいらないのか?

Date: Sun, 7 Dec 2008 13:14:29 +0900 【6日の水産学会主催の】勉強会参加できずにごめんなさい。【京都の地球研の会合に参加していました。】 牧野光琢さんの【】発表資料を拝見しました。たいへんしっかりニュージーランド(NZ)などのITQ制度を調べてい…

IQ/ITQ制度導入に関する議論

Date: Thu, 4 Dec 2008 08:12:55 +0900 【】具体的なデータに基づく検討が必要というのは全く同感です。スマートな理論が現場感覚にあわないことは、どの分野の研究でも多々あります。小型浮魚類の場合、資源変動をどう考慮するかが最大の問題で、そこに私の…

ユネスコMAB計画について

Date: Thu, 4 Dec 2008 08:39:15 +0900 MAB計画委員会関係各位 昨日は行き届かぬ運営で失礼しました。おかげさまで、MABの歴史と今後の動向を学ぶことができました。特に、世界自然遺産だけでなく厳島のような文化遺産もMABと関連付けられそうなこと、コアエ…

生態リスクCOE オープンカフェ(公開セミナー)のお知らせ

Date: Thu, 4 Dec 2008 10:04:33 +0900 生態リスクCOE関係各位 イベントばかりで恐縮ですが、下記二つは勉強会です。興味ある方の参加を歓迎します。また、COEメンバー以外でも歓迎です。 生態リスクCOE OpenCafe 12月18日10-12時 横浜国大(環境情報1号棟31…

マングース防除計画

Date: Mon, 18 Feb 2008 21:46:16 +0900 範囲を絞るだけでなく、阿部さんの求める想定(数が激減しているなど)についても解析してください。それを満たすrとKがあればの話ですが。(なければ、過去と近年ではrが違うとか、rの空間的不均一性を考慮する余…

航空会社マイレージ取得の自粛とは?

「居酒屋タクシー」は公務員だから問題になった。しかし、この公務員は労働基準法が適用されず、終電もなくなるまで実際に過労死するほど働いている。私は経験がないが、そんなに悪いこととは思わない。それによってタクシー会社が利権を得ているわけではな…

数理生態モデル半蔵門勉強会

Date: Sun, 30 Nov 2008 23:18:30 +0900 ダム水源地センターのご好意と大杉さんのおかげで、半蔵門での数理生態モデル勉強会が定着したように思います。昨年は池袋勉強会が「ジリ貧」になり、休会しましたが、半蔵門で続けていた「自主勉強会」が豪華な講演…

12.19生物多様性版「スターン報告」勉強会

Date: Sun, 23 Nov 2008 13:46:01 +0900 生態リスクCOE関係各位 c 関係各位 (ある人から)最近生物多様性分野でいくつかの重要な英文報告書が出されています。その一つが、地球温暖化対策のスターン報告書の生物多様性版といわれている「The economics of …

魚食検定

Date: Thu, 27 Nov 2008 11:33:06 +0900 ご無沙汰ごめんなさい。魚食検定http://www.gyoshoku.com/research/index.html大成功、よかったですね。先日横須賀の長井漁協に行ったら、東大海洋研で博士を取った人がお魚マイスターだそうです。今度世界遺産アカデ…

知床のホエールウォッチング

Date: Wed, 26 Nov 2008 21:04:00 +0900 トドの駆除や利用を推奨しないとユネスコが言ったように、知床近海のクジラに対してユネスコが何か勧告したなら、それは【世界遺産としてのの】特殊事情になります。しかし、そのような事実はありません。 食料にせよ…

種の絶滅速度

Date: Mon, 24 Nov 2008 13:39:34 +0900 ところで、【】「今は1日100種が絶滅する」というような話がありましたが、これは出典はなんでしょうか?MA【ミレニアム生態系評価】では1000種あたり1000年で現在は10-100種となっていると思います。200万種とすれば…

新刊紹介 松田裕之「なぜ生態系を守るのか」

Date: Sun, 23 Nov 2008 17:34:41 +0900 拙著(久々の縦書きの単著)を紹介します。 NTT出版やりなおしサイエンス講座7(編集委員:村上陽一郎、鬼頭秀一、長谷川眞理子ほか)『なぜ生態系を守るのか:環境問題への科学的な処方箋』(目次、関係資料などはh…

12.22生物多様性リテラシーフォーラム

Date: Sun, 23 Nov 2008 13:57:27 +0900 関係各位(BCC) 知床科学委員会で配布された 世界遺産委員会概要 【】の中に以下の報告があります。今まで知床でも核心、緩衝、隣接地域という概念がありましたが、核心・緩衝という仕分けは(名称だけでなく、地図の…

IQ,ITQ制度導入論を支持する

Date: Sun, 16 Nov 2008 00:38:05 +0900 【「みなと新聞」の記事http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/2008/11/post_419.htmlは 有識者会議の実態を正しく伝えていないという意見に対して】 その後、【有識者会議の】議事要旨を読み直してみまし…

石西礁湖オニヒトデの数理モデル

Date: Fri, 21 Nov 2008 00:05:26 +0900 ご無沙汰しています。 私の学生(M2 管家千誠)がさんご礁学会で石西礁湖オニヒトデの数理モデルについて発表します。後ほど、本人から発表資料案を遅らせていただきます。 【オニヒトデが大発生し始めて】こんなに焦…

屋久島の日吉眞夫さんを偲ぶ

Date: Thu, 20 Nov 2008 22:17:20 +0900 日吉眞夫さんの具合が悪いとはまったく存じませんでした。 『生命の島』http://www8.ocn.ne.jp/~seimei39/に記事を書かせていただいたとき、大変お世話になりました。これから屋久島でも世界遺産科学委員会を作り、20…

11.21 堀野眞一氏学位論文公聴会のおしらせ

Date: Tue, 18 Nov 2008 12:36:04 +0900 横浜国大では、下記の学位論文公聴会を開催します。関心ある方の来聴を歓迎します。 学位論文公聴会 11月21日 17:45-19:15 横浜国大環境情報3号棟101室 堀野眞一氏(森林総研) 「大規模実験柵などを用いたニホンジカ…

松田の処世術

Date: Mon, 17 Nov 2008 22:17:04 +0900 基礎科学は意外性を、応用科学は常識を重んじるというのが私の標語です。常識とは、私だけの直観ではありません。いろいろ人に聞いてみる。そこで 心から尊敬できる共同研究者の顔を見る ことが鉄則です。私の場合、…

漁業のITQ制度の数理モデル

Date: Tue, 11 Nov 2008 07:44:57 +0900 資源量B、魚価pを利用する複数の漁業者iがいて、割当量をQi、努力量あたり費用をci、努力量をei、実際の漁獲量をCi、譲渡量をTi=Qi-Ci、譲渡価格をuとする。ただし、ΣTi=0 でなければならない。 簡単のため、Ci=qi e…

Pew海洋保全フェロー会議で日本の漁業制度の説明

Date: Sun, 9 Nov 2008 18:28:00 +0900 コスタリカで開かれている2008年Pew海洋保全フェロー会議((Pew海洋保全フェロー http://ecorisk.ynu.ac.jp/matsuda/PewFellowship.html)に参加しています。その中でチリのJuan Carlos Castillaさんが企画したPlenary S…

12.9 シンポジウム「東京湾を知る、守る、利用する」

(詳細はhttp://www.cosie.ynu.ac.jp/news/12.html) ◎日時:2008年12月9日(火) 13:30〜17:30 シンポジウム(18:00〜19:30 交流会) ◎場所:横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1-6、Tel:045-201-0708) ◎主催:横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター(…