2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

絶滅リスクの評価尺度について

Date: Mon, 18 Sep 2006 15:09:28 +0900 ○○様 c○○様 絶滅リスクの説明についてですが、 Δ(1/T)は絶滅危惧種しか評価できないと指摘されていますので、一言だけ申します。 私は、そうは思っていません。 たとえば、愛知万博でも中池見でも、実際の絶滅危惧種…

遠音別川のカラフトマスにショック

Date: Wed, 27 Sep 2006 07:57:28 +0900 ○○様 c○○様、○○様 ○○様 先日東京農大網走に行ったとき、 【世界遺産登録地からは外れているそうですが】遠音別川 のサケ(カラフトマス)の遡上群を見ることができました。(写真は東京農大金岩稔さん撮影。掲載許可…

漁業者はエコツアーガイドになれる

Date: Thu, 28 Sep 2006 15:43:38 +0900 ○○さま 皆様 お返事ありがとうございました。 【】 たいへん勇気付けられました。 地元の【エコツアーの】かたがたが、しっかりしたネットワークを作っていれば、きっとよい方向に向かうと思います。そこに漁業者が入…

宇都宮大学集中講義「環境リスクマネジメント」

9.25-26の講義は以下のように行います。 参考書 松田裕之「ゼロからわかる生態学」(共立) 中西準子・益永茂樹・松田裕之編著「演習 環境リスクを計算する」(岩波) 25日 化学物質のリスク管理 ・健康リスクの考え方 ・生態リスクの考え方 26日 野生鳥獣と生…

9.22オホーツク実学市民公開講座のお礼

Date: Sun, 24 Sep 2006 22:42:29 +0900 昨日は「2006年度 第2回 オホーツク実学市民公開講座(シンポジウム)」という中身の濃い企画をありがとうございました。 最後に感想を4点、述べさせていただきます。 まず、知床世界遺産登録の際にIUCNから指摘され…

哺乳類学会 マングース根絶事業の議論の続き

Date: Sun, 17 Sep 2006 08:13:04 +0900 ○○さん >松田さんが、まったく減っていない可能性を指摘されたとのこと。 え? そんなことはいっていません。 1/5以下には減っていないだろうといっただけです。 Date: Sun, 17 Sep 2006 08:58:32 +0900 ○○さん 皆さ…

台風直撃下の数理生物学会大会

Date: Mon, 18 Sep 2006 03:03:24 +0900 ○○さん、台風気をつけて 数理生物学会の懇親会は台風直撃下で行われました。 帰りタクシー*1に乗ったが、最大風速30mで、トタン板?が道路を舞っていた。あれにあたればただではすまない。 無事帰ったが、140人参…

哺乳類学会 マングースミニシンポジウム

Date: Sat, 16 Sep 2006 14:18:58 +0900 ○○さん、シンポジウム関係各位 今日のマングースの議論は、私なりには手ごたえがありました。山田さん、石井信夫さん、皆さん、ありがとうございました。 私が計算したのは、CPUEが減った(2000年から2004年までに1/8)…

荒川太郎衛門の漁業者とくぬぎ山の民有林

Date: Mon, 11 Sep 2006 20:34:54 +0900 ○○様 >川を行き来する魚は、アユに限った話ではありません。 これは国交省のサイトにも説明されています。漁業資源だけでもないと。 ちゃんと意識すれば、【アユの遡上機会確保も】太郎衛門の事業計画に十分反映でき…

9.12河川自然再生共生シンポジウムのお礼

Date: Wed, 13 Sep 2006 14:23:36 +0900 ○○様、・・・昨日のシンポジウムその後の懇親会と、たいへん楽しく、また刺激的な一日を過ごすことができました。主催者のリバーフロントのかたがたにはたいへんお世話になりました。お心づくしに厚くお礼申し上げま…

侵入種個体数密度の空間分布の推定法について

Date: Mon, 11 Sep 2006 10:16:12 +0900 ○○さま すいません、GISにあるクリギングとは何をどう内挿補完するものですか? 少なくとも辺縁部【の個体数密度】は、拡散方程式に従い、単純には(密度依存拡散でなければ)だいたい正規分布exp(-x^2)にしたがって漸…

鮎の遡上機会を確保しよう

Date: Sat, 2 Sep 2006 00:36:33 +0900 ○○様、○○様 ご無沙汰しています。 昨日、荒川沿いの鮎釣り場をなどを訪問してきたのですが、その場での議論によると、荒川には今もダム(堰)があるが、それはもうじき何とかする。ただし、今新たな堰が太郎衛門自然再…

横浜国大・国環研の環境リスク研究第1回合同ゼミ

9月8日合同ゼミは、遠方より多くの方に参集頂き、約50名ほどで大盛況でした。 初めていらっしゃる方には、道順がわかりにくく、ご不自由をおかけしました。 懇親会も20名近くが参加し、遅くまで盛り上がりました。皆様、つくばまで無事お帰りになれました…

9.13-14 横浜国大食物網国際Workshopのお知らせ

Date: Sun, 10 Sep 2006 19:14:48 +0900 (JST) jeconet biomath, biometry, wildlife, Suisan-kaiyo. kaiseki各位(重複受信のかたはお許しください) 9月8日に横浜国大−国環研での今年度からの環境リスク関係の新組織設置にともなう「第1回合同ゼミ」を開催し…

世界遺産科学委員会海域作業部会での松田の意見

第3回 知床遺産候補地科学委員会 海域ワーキング 会議記録 日時:平成17年(2005年)12月21日13:30〜17:30 場所:道庁赤レンガ庁舎 2階 松田:科学委員会としては、帰山委員を河川工作物WGの科学委員にもすべきであると思っている。具体的な議論をしなけれ…

「日常生活のクリティカル・シンキング−社会学的アプローチ」

木村邦博著「日常生活のクリティカル・シンキング−社会学的アプローチ」(河出書房新社) 社会学の「教科書」は、えてして門外漢にはとっつきにくい。しかし、この本はたいへんとっつきやすい。すっと読める本である­。なぜなら、テーマが日常的でわかりやす…

順応的生態系管理の具体例

Date: Tue, 22 Aug 2006 19:03:31 +0900 ○○様、○○様 c関係各位 10.1に プランクトン・ベントス学会で話すのですが、○○さんの火入れの話と ○○さんの○○川の話を少し詳しく紹介したいので、ファイルをいただけないでしょうか? ○○さんの火入れの話は、個体…

国際生態モデリング学会大会大会委員長へのお礼

Date: Wed, 6 Sep 2006 20:05:00 +0900 ICEMの運営、たいへんご苦労様でした。おかげさまで、たいへん快適で充実した滞在になりました。お礼申し上げます。 あいにく二日間しか滞在できませんでしたが、先生の巧みな開会の言葉などに感銘を受けました。特に…

生態環境政策における予防原則と順応的管理の採用状況の不統一

Date: Mon, 4 Sep 2006 10:22:16 +0900 ○○様 c○○さんご無沙汰しています。 今、生態関係法制度での順応的管理ならびに予防原則の扱いを調べているところです。 現状では以下の認識ですが、ご意見ありましたらご教示ください。 特に、カルタヘナ法で予防的取…

リスク用語について

Date: Sun, 3 Sep 2006 21:40:07 +0900 いってらっしゃい。お気をつけて。 【頂いた英語の資料の中で】Risk evaluation (evaluating risk) と Risk assessment が両方出てきますが、これは同じものではないでしょうか? ○○先生の原稿(未発表=浦野紘平・松田…

予防原則の説明無責任

Date: Mon, 4 Sep 2006 10:54:22 +0900 ○○さん 先日、ある人々と飲んだのですが、そのときに「予防原則でいったんとめたもので、後になって大丈夫だとわかって規制を撤廃するものがあってもよい。むしろ、ないほうがおかしいのではないか」と私が言いました…

野焼きの順応的管理

Date: Fri, 1 Sep 2006 09:24:05 +0900 ○○さん、 小清水原生花園で一番面白かったのは、毎年の野焼き面積(だいたい10-25ha、中止した歳もある)ですね。この面積(たぶん場所も)がどのようにして決まっている(決めている?)のかを見るのが、順応的管理とし…

ゼミの数

Date: Fri, 1 Sep 2006 11:12:45 +0900 松田研各位 週に7つゼミがある院生もいるというのは本当ですか? 通常の授業も含めると研究する時間がないとこぼしている ? 私の耳には聞こえてきません。 それは本末転倒です。皆さん、いいですか、皆さんは研究す…

妥協は絶対にいけないのか

Date: Sat, 2 Sep 2006 11:16:53 +0900 ○○さん いいですね。こんな理解ある事業者はそうはいませんよ。事業ができるなら誠意を尽くす。もちろん本当に影響が大きければ事業自体が批判され、保護団体と対立の構図になるでしょうが、私はそんなに事業の影響が…

Population Managementの訳語について

Date: Sat, 26 Aug 2006 15:47:33 +0900 ○○さん 原稿を拝見しました。大きな問題ないと思います。ありがとうございます。 些末な点 個体数管理 は 個体群管理 に 哺乳類学者の間では、個体数管理とは総数管理のみをイメージして、生息地ごとの生息密度管理と…