環境影響評価で維管束植物レッドリストの使い方

Date: Thu, 28 Mar 2019 13:14:11 +0900 維管束植物レッドリストですが,先日,ある植物がII類である事業の環境影響評価を実施し,事業者が代償措置として移植したそうです。本当にその必要があるのか,その種について個体数がかなり少なく言われているがも…

生態学会における自然保護の議論

日時: 2019年3月25日 6:26:53 JST過去の生態学会の議論には以下もある。2007年松山大会まで行われた企画シンポジウム「大規模開発につける薬」への当時の菊澤会長のメッセージだ。「つける薬」という表現は、今なら「上から目線」といわれるだろうか。開発反…

学会の自然保護関係の要望書について

2019/03/23 (土) 16:37 【日本生態学会会長メッセージ2019年2月21日付の】下記に書いてあることは全く同感です。【自然保護専門】委員会でよく考えていただければ良いでしょうが。 【】学会の要望書を出すより、【各々の科学者個人として,自分に】しかでき…

CITES附属書掲載は手段の一つであり、Goalではない

Date: Sat, 2 Mar 2019 05:50:00 +0000 ワシントン条約【CITES】も危機ですね。環境団体やその意を受けた一部加盟国だけでなく、CITES事務局が附属書掲載を自己目的化している節がある。他方、掲載の効果検証、掲載削除の効果検証を行おうとする決議案もあり…

小笠原の海底を海洋保護区にする件

Date: Sat, 2 Mar 2019 05:50:00 +0000【自然環境保全法改正案の小笠原海底の】MPA設定はGoalではなく、海洋管理の手段です。それがわからないと、危惧されている通り、【同法に基づく自然環境保全地域の海洋指定が西表島の崎山湾1箇所のみであるのと同様、…

三浦慎悟教授 出版・退職記念祝賀会

www.utp.or.jp Date: Mon, 7 Jan 2019 12:49:02 +0900 【】このような大作を世に出せるとは素晴らしい。【東大出版会の】光明さんに私からも感謝です。 【】目次を見て,特に5.3キリスト教と動物,11章―13章に興味を持ち,思わず読むふけってしまいました。…

横浜国大「環境リスク共生学科」とは

Date: Sat, 9 Feb 2019 16:37:37 +0900 【以下は松田の理解する本学科の説明です。】 1)「環境リスク共生」とは リスク共生の対語はリスクゼロです。本科は,絶対安全が実現不可能な場合に,どうリスクとつきあうかをともに考える環境系の学科です。リスク…

東京五輪の水産物。国内産を推奨したい。

Date: Fri, 8 Feb 2019 13:24:41 +0900SDGsと東京五輪の水産品調達から考える水産エコラベルの課題(消費生活研究第20巻1号 -消費生活をめぐる諸問題- 2018)【に】東京五輪の(パラリンピックを八輪と訳してはと思ったのですが,全く支持が広がりません)…

2/6 水産物認証MELのワークショップ

Date: 2019年1月21日(月) 13:17 2月6日に「マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)ワークショップ 」を開催します(同時通訳付き)。参加者募集中です!行事詳細及び参加申し込みはこちら。まだ満員ではないと思います。(1/24既に満員かもしれません)―日…

「水産政策の改革について」で資源は増大しない?

Date: Sat, 1 Dec 2018 10:57:35 +0900 片山知史著「水産政策の改革について」で資源は増大しない(アクアネット2018.8月号)の図2に【ある】「45度線」というのは間違いですね。この縦軸が「親世代が生涯を通じて将来に残す次世代の親魚量」(横軸と同じ)…

漁業法改正についての陳情

2018年11月30日 12:18:01 JST 漁業法改正について十分な議論がないままに通過することを懸念しています。 既にご存知かもしれませんが下記サ イトをご覧ください。私も彼の意見に賛成です。 漁業調整委員の公選制廃止は今回のメリットでなくデメリットの可能…

漁業法改正について

Date: Wed, 28 Nov 2018 07:17:01 +0900 【】勝川俊雄さんは【Yahooニュースに】意見を出しています。私は,勝川さんの意見に賛成です。【水産資源・漁業 の管理の】あり方検討会が明記したように,漁業権者に説明責任を課す(有効性と適切性を評価する)こ…

漁業法改正問題。あまりに拙速ではないか

Date: Wed, 21 Nov 2018 07:37:31 +0900 漁業法改正案について,現時点で私が感じる論点をまとめて【つつあります】 .あまりに拙速ではないかということ。70年ぶりの改革なのだから,2年くらい検討してもよいのではないか。この法律の作文を誰がしたのか。…

11/8東大行事

Emerging opportunities for marine sustainability 結構大勢(30人超),しかも重要人物に参加いただきました。もっと日本人のPew海洋保全フェローを増やそうという声が。漁業法改革の流れが一気に加速した昨今ですが,私が2007年にPewフェローになった時の…

11/4 G1 フォーラムでの意見

2018年11月6日 17:55 既存の漁民も納得できる改革を【】求めてきたつもりです。 クロマグロの捕獲枠について質問させていただきましたが,既に捕獲枠は昨年から実施され,大きな社会問題になっています。その解決法策について,返答はいささか抽象的であった…

11/8 東京大学行事案内「持続可能な漁業の新たな可能性」

Date: Thu, 1 Nov 2018 21:30:52 +0000 Jeconet, Wildlifeの皆様 横浜国大の松田裕之です。 11月8日午後,東大本郷中島ホールにて,Pew海洋保全フェロー事業は東大八木研究室と連携して下記行事を開催します。 松田が2007年に日本人最初のPew海洋保全フェロ…

クロマグロの大群 まき網は産卵場で操業できればマグロを一網打尽にできる?

2018年7月16日 ISC【北太平洋まぐろ類国際科学委員会】最終日に【開催地】韓国でも放映されたクロマグロのNHK番組。iSC参加の水産研の科学者が解説。産卵場で密集するクロマグロがまき網でとりやすいことも示唆される映像だった 【NHKニュース「クロマグロ大…

人と自然の相互作用の価値を問い直す

吉田正人・筑波大学世界遺産専攻吉田ゼミ著「世界遺産を問い直す」(2018年,山と渓谷社) Date: Sat, 1 Sep 2018 23:29:26 +0900 久しぶりに一気に読破できる本に出会った。読みやすい。世界遺産は世界と日本で極めてよく知られた制度だが,危機に瀕してい…

個体群生態学会会報

送信日時: 2018年8月20日 17:13 個体群生態学会会報が下記サイトに公開されています(郵送は少し後になります) 先日の英語による合同編集体制への移行と(紙媒体廃止による)会費改定について,少し書き直して外国人会員にメールするよう手配しました。下記…

ESG投資と排外主義(続)

2018年7月26日 13:06 ESGでは,環境だけでなく労働条件なども評価されます(ナイキ事件で学んだCSR) 動物福祉団体の圧力への対応も(欧米では)重要です。(サステナブルジャパン) 【】「環境」団体や「動物福祉」団体はこのような圧力をかけ,それがかな…

議事録における氏名の公表。あとから規則を変えるのには反対しました

Date: Sun, 25 Oct 2015 12:04:02 +0900 過去の議事要旨の全発言者名の開示については、私自身は保留します。「自由な発言を保証する」という趣旨を後から覆すことは筋が通らないと思います。【我々は助言機関であって】審査機関ではありませんが、【発言す…

韓国も、TACにIQ制度導入を検討,日本の漁獲枠配分騒動の二の舞か

Date: Fri, 13 Jul 2018 09:30:40 +0900 【Nさん、情報感謝】 韓国も、TACにIQ制度導入を検討しているようだ。しかも、漁獲枠の割り当て方法は吟味不十分ともとれる報道だ。漁獲枠「不公正」も含めて、日本の後追いをするのだろうか。IQ制導入検討すべき時期…

日本の環境影響評価(EIA)が定着しないわけ

2018/7/9, 13:29 【】省は,EIA対象事業の規模要件を緩和(大規模に限定)しようとしているように見えます。その気持ちもわかりますが,私は,第2種事業の範囲を大幅に広げると同時に,実際に簡易アセスで終わるものを増やせばよいと思います(現状では,第2…

ダムの猛禽への影響は意外に少なかった

Date: Mon, 9 Jul 2018 06:19:51 +0900 【以下のような】根本的な問題提起,ありがとうございました。 徳山ダムのイヌワシ,クマタカについての事後調査は,以下のH25年の報告書が検索できました。 人水資源機構 徳山ダム管理所(2013)徳山ダムにおける環境の…

ミナミマグロ国際裁判と資源管理

Sent: Monday, July 2, 2018 5:32 AM 最近のミナミマグロ事情について,私の理解を申します。 CCSBTは日本語も公用語?らしく,最新の文書が日本語でも入手できますね。「第22回科学委員会会合報告書」が詳細。まずは水産庁の「国際資源の現況」 にある以下…

ESGと排外主義

Date: Fri, 6 Jul 2018 15:38:18 +0900 【環境省のESG金融懇談会の資料】ありがとうございます。 近年,投資側が企業の環境配慮と労働条件などの社会的配慮や責任等を評価して指標化し,その指標によって投資相手を選ぶ傾向があるわけですが,他の投資家が投…

水産資源管理も,温暖化懐疑論のような丁寧な議論が必要だ

5/16-17国際シンポジウム「水産物の透明性と持続可能性」いかがでしたか?議論はどうなりましたか?【】もろにSHUN批判なども載っていますが。これ,水研が企画したのですね。【水研が】多様な人を招くこと自体,時代の流れを感じます。意見の違いは違いとし…

クロマグロ捕獲枠をめぐる沿岸漁民の抗議

NZ先住民(マオリ)の法廷闘争を彷彿させる。 勝川俊雄さんのBLOG NZ政府が抱えたもう一つの訴訟が、先住民である。マオリの伝統漁業は、漁獲枠の取得要件を満たしていなかったので、マオリには漁獲枠が配分されなかった。新しい法律を知らないマオリは今ま…

6/23 「絶滅危惧種を喰らう」総合討論補足

Date: Sun, 24 Jun 2018 12:51:52 +0900 「分野の異なる皆様とご一緒でき、大変に刺激を受け、勉強になりました。」私も同感です。このような機会を頂き,お礼申し上げます。 一点だけ,総合討論でいいのがしたことを申させてください。 「生きるために必要…

環境に前向きな企業は「褒めて育てたい」。

Date: Fri, 22 Jun 2018 17:26:52 +0900(一部改変) あるジャーナリストが,ある生協のウナギ商法を批判しているようです(Facebookサイト)。 問題があるとしても,まずはこの生協と話し合うべきだと思います。彼らは環境省の「ニホンウナギの生息地保全の…