2015-01-01から1年間の記事一覧
Date: Thu, 12 Jun 2014 22:18:10 +0900 結果として無事に志賀高原は拡張が認められましたが、実は大騒動でした。【】 ようやく志賀高原の審議が始まった。安心してきいていたが、配布資料にもApprovedとあるのに、事務局の説明ではいきなりDeferredと言われ…
2013年10.18(つまり、以下の第2メールの翌日)に科学委員会は「岩尾別川のカメラマンによるヒグマの「人慣れ」の危険性について」緊急声明を出した。その際の松田のメール意見を紹介する。残念ながら、この声明は当事者のカメラマンに理解されたとはいえな…
Date: Mon, 30 Nov 2015 07:11:03 +0900 北海道は風発の申請がたくさんあって、環境影響評価審議会の負担が過剰であるとは聞いています。 私は以前から風発をアセス対象にする必要はないと言ってきました。ダムとは影響の規模が全く違うし、いざとなれば撤去…
Date: Sat, 28 Nov 2015 11:22:07 +0900 A(仮称)猿払村及び浜頓別町における風力発電事業計画段階環境配慮書およびB(仮称)石狩コミュニティウィンドファーム事業環境影響評価準備書に対する北海道環境【影響評価】審議会の意見について、下記の情報を拝…
Date: Fri, 16 Oct 2015 13:34:38 +0900 ジュゴンのPVAについて、環境変動の要因を考慮していないとの意見があると聞きました。 通常、絶滅リスクは予防措置に基づいて高めに出るように算出します。そのほうが、絶滅リスク自体が無視できない大きさになり、…
Date: Wed, 14 Oct 2015 18:06:58 +0900 なるほど、「記憶遺産」というが英語はMemory of the World(世界の記憶)であって、「世界遺産」のような条約に基づくものではないのですね。勝手に「遺産」と訳して混同し、果ては異論を述べるべき相手を中国からユ…
Date: Sun, 11 Oct 2015 10:14:44 +0900 重要な点は、1990年代から今まで、【ヒグマ個体数は増加傾向にある可能性が高い】という認識を共有できるかどうかです。【】 私としては、ヒグマの絶滅回避のための予防原則は現時点では必要なく、むしろ人身被害回避…
Date: Tue, 06 Oct 2015 23:50:26 +0900 沖合い域のマグロが減っているのが乱獲であることは論を待ちませんが、沿岸域となると、魚種によりますが、それが主要因とは限らないと思います。 【】陸域からの栄養塩の流入は以前よりずっと少ないかもしれません。…
Date: Thu, 17 Sep 2015 11:23:19 +0900個体群生態学会が彦根の滋賀県立大学で開催されます(Program) 地元関連のテーマとして、標記シンポジウムを開催します【】。参加登録(有料)が必要ですが、この機会に、カワウ管理の課題と今後の方針を考えてみたい…
松田委員:今、【】ご指摘がありました、平成10年から12年ぐらいにかけての減少と、今後のことも比較するということが極めて重要だと思います。 実は、日本生態学会編の生態学入門という教科書には、このエゾシカの12年までの減少を成功例として未だに記述が…
Date: Sat, 3 Oct 2015 13:17:48 +0900 知床ですが、この1,2年の状況はかなり残念です。 ケイマフリと観光船の問題は、観光船がケイマフリを観光資源とみなし、大事にすることでうまくいったと思います。 http://d.hatena.ne.jp/hymatsuda/20130223 http://…
横浜市は、「中期4か年計画」において、“「海洋都市横浜」への挑戦”として、海洋に関し、様々な分野で横断的に取り組むことを位置付けました。横浜は「海洋」に関する多くの企業・大学・研究機関・官公庁が立地する特徴があります。この特徴を生かして、教…
Date: Tue, 8 Sep 2015 04:27:19 +0900 知床のクマの件ですが、現場からは大変な悲鳴が聞こえていますね。管理方針見直しのタイムスケジュールを待っていては遅いと思います。(ということは、もう遅いか) たぶん、実際に大事件が起きてからでないと、【】…
Date: Sun, 6 Sep 2015 11:15:33 +0900 【生物多様性保全を目的でなく、人間の幸福の手段とみなすに対し】 私は自分が言いだしっぺだと思っているが… COP10は日本で開催された千載一遇の機会でした。国連大学【の協力もあり】、所期の目的は十分達成していた…
Date: Sat, 5 Sep 2015 12:08:18 +0900 環境省推進費S-14では、「生物多様性保全を目的でなく、人間の幸福の手段とみなす」(ダムで防災するか、生態系の回復力を生かすかを同じ土俵で評価する)ことを目指しています。結局は、そのほうが主流化の近道と思い…
Date: Tue, 25 Aug 2015 14:34:43 +0900 昨日はありがとうございました。また、白山、大台ケ原・大峯山・大杉谷、屋久島・口永良部島の3BRの拡張申請の国内推薦決定、おめでとうございます。 http://www.mext.go.jp/unesco/001/2015/1361115.htm http://www.ma…
Date: Fri, 28 Feb 2014 09:26:30 +0900 (JST) 昨日の科学委、大変残念でした。 突然話題になったシマフクロウの長期モニタリングですが、到底納得できません。【】 個体数さえ説明を受けず、巣箱で繁殖しているかとの質問にも返答がなく、シマフクロウ保護…
Date: Sun, 23 Aug 2015 11:07:04 +0900 去年までの科学委員会名簿 http://shiretoko-whc.com/data/meeting/kagaku_iinkai/h26/shiretoko_H2602_gijiroku.pdf ここには地元の委員が2名いる(知床博物館の元館長と現館長)。しかし、先週行われた新たな科学委…
Date: Sun, 23 Jan 2011 20:12:20 +0900 わかりました。それでは、ゾーン2は広範囲に3町に設定する。段階2*1の個体は標津町まで含めて、広範囲に追い払うということを原案にしましょう。 これが3町で合意できるのは画期的です。道内では、段階1*2でも取って…
Date: Thu, 13 Aug 2015 05:56:25 +0900 科学委員の皆さん 簡単に【8月8日開催ヤクシカWG・ヤクシカ特定計画検討会合同会議におけるヤクシカの現状についての】私の理解を説明します。以下の資料は8/7のヤクシカWGの資料番号です。 おととしまでの糞粒法から…
Date: Tue, 11 Aug 2015 14:39:54 +0900 知床と知床財団のお役に立てないのは残念ですが、現在の環境省では、私の意見は取り入れられないでしょう(シマフクロウ、結局は巣箱の将来像が議論されませんでした。異論を唱えた科学委員は今回みな外されました)。…
4月の委員会での私の発言の抜粋です。 「もう1点は、【ボーリング調査】はアセス対象ではないから我々の認識外かということに関しましては、それこそ第3回の議事要旨にも【】ご確認いただいたと思いますけど、県知事が調査をやるときに許可を下した時の前提…
Date: Wed, 20 May 2015 17:19:39 +0900 本日、標記について【取材依頼】がありました(日程つかず断りました) 世界動物園水族館協会から、日本の水族館がイルカ漁で捕獲したイルカを利用していることを理由に日本の協会を資格停止処分にしていることへの意…
Date: Sat, 11 Apr 2015 05:37:57 +0900 4/9に防衛省の移設作業に伴う環境保全策を検討する環境監視等委員会の第4回会合がありました。以下のサイトからわかりますが、翌日朝刊に報道されているように、地元紙では監視委員会が防衛局を批判したという内容が…
下記の詳細は矢原徹一さんのFBおよびTwitterにあります。英文のプログラムはこちら タイトル:Biological Conservation Planning under Uncertainties 日時:4月4日(土) 10:00~17:30 会場:東京大学農学部キャンパス1号館8番教室 http://www.a.u-tokyo.ac.…
下記のようにPDを公募します。お心当たりの方はぜひ紹介ください。 http://133.34.28.181/hus/envk/13287/detail.html産学官連携研究員 所属 大学院環境情報研究院(松田研究室) 人数 1名 任期 2015年6月1日〜2016年3月31日 年度ごとに契約更新の可能性有り…
2015年6月6日(土)10-12時 東京大学生産技術研究所An棟2階コンベンションホール 東京大学生産技術研究所 (IIS)シンポジウム「気候変動〜その影響と対策」 本年度より環境研究総合推進費戦略的研究「気候変動の緩和策と適応策の統合的戦略研究(S-14)」(代表…
http://www.ent-mabui.jp/news/4794この本から沖縄米軍基地の「基地反対」運動を「茶番」と評した人がいますが、内容はちょっと違うと思います。単なるゴシップ本ではなさそうです。 私が辺野古の環境影響評価委員拝命後に聞いた「本音」はほぼここに書いて…
東京五輪で試される日本の水産業 松田裕之(横浜国立大学) かつてのシロナガスクジラ、タイマイに始まり、クロマグロ、ニホンウナギ、マナマコなど、日本人が消費している水産資源の多くが絶滅危惧種に指定され、「魚が消える」などという報道まで流れてい…
午前10時〜朝倉キャンパス内の人文学部棟5階会議室 「シカの順応的管理と鳥獣保護管理法の考え方」松田裕之(高知大学客員教授) ニホンジカはかつて激減し、全国的に保護されていた。1990年代になって今度は増えすぎが問題となり、大量捕獲が始まった。…