2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道新聞の遺憾な記事

北海道新聞の「知床から 世界遺産への道」「第9部 恋するスケソウ」「2:出世」に下記の記事が載っている。関係者によると、最近北海道新聞から取材を受けたことはないし、今回,このような記事が載ることは全く知らされていなかったという。 ”だが、政府に…

毎日新聞「理系白書」は理系の敵だったのか

○○さん【中略】 さて本題、理系白書への批判が殺到していますね。(矢原徹一さんの日記) 矢原さんの「専門馬鹿が理系出身者に多いという根拠はあるのか」という問いに対し、元村記者の”「ステレオタイプでものを語るな」「最後は個人差」と言うのは確かに正…

日本生態学会 保全生態学研究 の発行部数について

Date: Sat, 28 May 2005 13:30:08 +0900 日本生態学会常任委員会メンバー 各位 c保全誌幹事 保全生態学研究編集委員長 松田裕之 過去の会員数の動向を○○さんから教えていただきました(下記表1)。2003-0年の発行部数は,600と800(2号はたしか860)です。な…

学生の書評原稿料は高く維持すべきか?

【生物科学編集委員会で、書評の原稿料を1万円から5000円に値下げする提案があり、学生だけは1万円に据え置くと言う修正意見が出されたことに対する意見】 Date: Fri, 27 May 2005 09:02:32 +0900 昔、生物科学の原稿料は1字1円で、○○○○はたしか1字4円だ…

許容漁獲量の設定と資源回復目標についての議論

Date: Thu, 26 May 2005 17:50:05 +0900 Xさん、皆さん 【論点】整理ありがとうございます。シンポで議論する際に,ある程度事実関係についての基本認識の共有化を図ったほうがよいと思います。Fcurrentでよいと言っていますが、F【漁獲係数】は1960年代か…

米国のある大学からの捕鯨問題についての討論

米国の大学から捕鯨問題についての取材を受けたので、そのときの問答を公表します。このはてなサイト、英語は分かち書きにならないんですね。 ちなみに、取材してきたのは実は日本人の学生です。

6月27日講演予定 海洋フォーラム

題名「知床の海域管理:世界遺産への新たな課題」 2004年、日本政府は知床半島とその周辺海域を世界遺産に登録申請した。これは日本で始めて陸域と海域の双方に世界遺産区域を設定したものであり、かつ、持続可能な漁業を行う海域を世界自然遺産に登録申請*1…

卒業論文を重視すべきだ!

Date: Wed, 25 May 2005 10:17:12 +0900[jeconet:9124] ○○さん、皆さん >>大学に入学してくる学生の基礎学力(基礎知識など)が不足している、来年度に大学に入学してくる現役生は、高校までの学習量が更に減るという意見に対して 仰る事情はよくわかります…

想定外の事態が起こるリスクとは

4/30付けの日記で、予想と想定の差を述べた。昨日の毎日新聞によると、原発の耐震指針の見直しを進める原子力安全委員会の分科会で、「想定外の地震によるリスクの存在を確認すべきだ」という指摘がなされたと言う。 今までこれを勘案していなかったとすれば…

学部と研究室の選び方:卒業研究がたいせつ

Subject: Re: [jeconet:9114] Re: 動物生態学と保全生物学について学べる大学 Date: Mon, 23 May 2005 09:57:59 +0900 皆さん Internet情報を信じるなと言うことと,調べるなと言うことは違います。学術論文だって、研究者なら自分で妥当性を判断するはずで…

石西礁湖オニヒトデ問題

地球環境研究総合推進費「サンゴ礁生物多様性保全地域の選定に関する研究」報告書 横浜国立大学環境情報研究院 松田裕之 環境省モニタリングセンター 岡野隆宏 自然環境研究センター 上野光弘 [要旨] サンゴ礁の被度が減少する要因の一つであるオニヒトデ…

エゾシカ保護管理検討会への意見

エゾシカ保護管理計画の一部改正について Date: Sun, 15 May 2005 12:35:13 +0900○○さん、皆様 「総体としての狩猟努力量の減少なしに(比較的ストレートに)狩猟努力の集中が望めるのは道外ハンターではないでしょうか。道外ハンターは高いお金をかけまた大…

人工洞窟に関する生態学会要望書について

5月10日付書簡20:38 生態学会自然保護委員会宛の意見 松田裕之 埋め戻し対象の人工洞穴が数千箇所あるとすれば、そのすべてに対して要望書【案】のような調査を求めることは、過剰だと私は思います。(今回は、崩落の危険がある数百箇所の埋め戻しなのでしょ…

横浜国立大学文部科学省21世紀COEプログラム拠点「生物・生態環境リスクマネジメント」の第4回シンポジウム「持続可能な生態環境保全に向けて」を3月23日に開催しました。

そのときのアンケート回答を拝読しました。私のHP(講演要旨)をご覧になってきていただいたと言う回答もあり、情報発信した甲斐があったと思います。 その際、用いた発表資料を見たいと言うご希望がありました。もうすぐ参加者のメールアドレスあてに、少な…

松井三郎教授が中西準子さんを訴えた件(続報)

松井三郎京大教授が、私の横国大の前任者である中西準子産総研センター長を名誉毀損で訴えるという事件が起きました。さらに、その訴状がウェブサイト掲示板に6日間掲載され、その中に中西さんの自宅住所が掲載されていました。 この訴状のファイルはその後…

生態学者の社会的責任

生態学会釧路大会のシンポジウムでも似たようなことを言われたが、ある人文社会科学者から下記の指摘を受けた。皆さんにもお伝えしたい。 今までは、「環境」を標榜する自然科学者だけが、まるでその社会的責任を問われることなく、いつも、正義の味方みたい…

私の講義の質疑応答

2005・4・27投書 環境影響評価学 受講者各位 第1週の分です。ごめんなさい。 まだ名簿が未完成ですが,現時点でわかる範囲のアドレスに送ります。 以下は質疑と、TAまたは私からの回答(それぞれ■■と★★の後)です。私が確認済み。このように進めて行きます。…