生物多様性マターになった譲渡可能個別漁獲割当量制度

 末尾のの報道情報を転送します。
 そのほか、生物多様性条約では、Carbon OffsetやCap & Tradeをまねて、生物多様性のCap & Trade、Offsetなどを導入しようという動きが盛んになってきました。そこに、ITQもあります。以下の資料を紹介されました。
http://ecosystemmarketplace.com/documents/acrobat/PES_Matrix_Profiles_PROFOR.pdf
 つまり、ITQは水産資源管理手法としてだけでなく、生物多様性マターにもなりつつあるということです。

更新: 2009/04/23 17:40
欧州委「漁獲枠取引」導入を検討 水産資源を効率管理
ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、共通漁業政策の抜本改革の方向性を示した報告書を発表した。漁業者が割り当てられた漁獲割当量を取引できる制度の導入を検討するのが柱。域内の水産資源が減る中、市場取引を通じて効率的に過剰な漁獲能力を是正し、減船につなげる。2011年にも具体案をまとめ、13年の実施をめざす。
共通漁業政策は1983年の創設。今回の報告書は政策の失敗を認め、ボーグ欧州委員(漁業担当)は「21世紀に存続できる現代的で、簡素な、持続可能なEUの漁業システムを構想する」としている。