サンマの国際管理を

Date: Tue, 28 Nov 2006 11:55:42 +0900
Aさま cB様 C様
 ご指摘どおり、【サンマ以外の】他の資源(特に沖合漁業、【】遠洋漁業対象資源)も【資源管理が】うまく言っていないものが多いです。 成功しているのは規模の小さな(沿岸)のものです。
 サンマも制約は多いと思いますが、資源が良好なうちに管理に失敗【しているのだから、まだよいほうです。】他の減り続けている資源に比べれば、成功する条件はむしろ多いと思います。そのためには、資源研究よりも、漁業経済的な研究が不可欠であるという【】視点は貴重だと思います。
 いくつか挙げます

  • 漁期前資源量調査の有効性は漁業者も認めている(資源学者が役に立っている)
  • 選別機の撤去も、【漁業者組合】の指導でできるほど結束が強い
  • TAC以上に獲りたいという誘因はなく、むしろ生産者自身が管理に積極的
  • シェアが減っているとはいえ、まだ世界の50%あり、日本が主導権を握ることができる

 必要なのは、日本が率先して国際管理を呼びかけるべきだということです。【】漁業者から水産庁に、国際管理を働きかけるべきです。それは、他の資源にも計り知れないよい影響があります(どうせ相手に言われるのですから)。
 同時に、日本の生産システム(あるいは流通消費システム)を変えないといけないでしょう。そうしないとサンマ業界は生き残れない。まだ資源が豊富なうちに(いつまで続くかわからない)手を打ちましょう。他の資源に比べれば、提案だけならいくらでもできると思います。あとは当事者のやる気です。まだ、それだけ儲かる漁業資源だと私は思っています。
 たとえ10年後に低水準になったとしてもニシンと違って、マイワシよりも頻繁に高水準期は来るはずです。うまくやれば、サンマは儲かると思います。
 私は、【漁業者組合】の結束力に魅力を感じています。【以下略】