今にして価値ある日本生態学会の保全論争

Date: Sun, 28 Mar 2010 17:50:45 +0900
 生態学会昔闘わされた議論を思い出しました。

生態学会釧路大会のシンポジウムでも似たようなことを言われたが、ある人文社会科学者から下記の指摘を受けた。皆さんにもお伝えしたい。
 今までは、「環境」を標榜する自然科学者だけが、まるでその社会的責任を問わることなく、いつも、正義の味方みたいな形で受け止められてきたと思います。「環境」を標榜する自然科学者は、今後ますます、その社会的責任を問われるだろうということを述べておきます。

 このような論争を踏まえているかどうかで、科学者としての社会に対する振る舞いはだいぶ変わるのでしょう。生態学の講義でも、こういうことは学生に教えておいたほうがよいですね。今度の本では、この論争にも触れようと思います。
 なお、DIVERSITASがSBSTTAが出した2020年目標に対する意見を提出【しました。】http://hymatsuda.blogspot.com/ 当日の松田のコメント
 【】ただし、DIVERSITASの意見をSBSTTAがどれだけ尊重するか【】、ましてCOP10で締約国が合意するかは不透明です。
 【】当日も言いましたが極端ではなく「ほどほど」の提案が大切です。そうすれば、どうしても言いたい確信を持ったことだけを社会に発信することになるでしょう。自分の考えすべてを押し付けることにはならないはずです