震災後1年の卒業生へ

Date: Sun, 11 Mar 2012 13:32:35 +0900
卒業生の方へ 卒業おめでとうございます。震災後1年たちました。昨年3月末には荒海の小船の船長である首相を信頼し、希望も口にしました。原発事故直後に作業員が逃げ、自衛隊がこわごわ水をかけるのを見てこの国に失望しましたが、リスク覚悟の東電社員や福島産食品の購買運動もありました。けれども、残念ながら、この1年間、日本は迷走を続けていると思います。少し落ち着いた今、船長を変えるほうがよいと思うようになりました。しかし、残念ながら、針路は逆にゼロリスクに向いています。脱原発は結構だが、それと平常時基準を強いることは別のことです。傷ついた船を嵐の前の状態に修繕するより、まだ続く荒波をリスクを冒して乗り切る船長がほしいものです。それには、数年かかるでしょう。つまり、次の総選挙で【政権】交代しても立ち直れないと思います。敗戦後の復興のようにはいかないでしょう。が、何か復興のきっかけがつかめるかもしれません。そのきっかけを逃さないようにしたいものです。これから、下手をすれば没落の波にのまれることになりますが、日本人の器用さと几帳面さと奉公精神が皆さんの世代に残っている限り、希望はあるでしょう。今の私と首相の世代の責任が問われるでしょう。