丹沢堂平を歩く

Date: Mon, 3 Oct 2005 06:17:22 +1200
○○さま、突然のお願いにもかかわらず、堂平まで○○さんと○○さんにご案内いただき、ありがとうございました。矢原さんがさっそくブログに写真つきで紹介しています。
 1台に5人も詰め込んで、大変不自由な思いをさせてしまいましたが、おかげさまで、うちの院生にも堂平を体験させ、私も初めてCOEの調査地である丹沢に行くことができました。
 10.1シカ公開セミナーの報告にも書きましたが、神奈川県の丹沢大山に関する総合調査は、歴史も古く、調査も綿密で、市民参加に支えられて豊富なデータがそろっています。あとは数理モデルによる将来予測、具体的な(数値)管理目標を定め、リスクマネジメントをするだけだと感じました。それを一家言ある多数の市民を交えて合意形成することができれば、すばらしいと思います。・・・
 ごく一部ですが、その調査の現場を拝見することができました。・・・調査の年間予算は2000万円程度(間違いなら後日数字を修正します。以下同じ)と聞いています。これは決して総合調査として高額とはいえません。それでもこれだけの調査ができているのは、市民も含めた400名ほどの人が参加して調査しているからだと感じました。・・・
 我々21世紀COEは拠点形成プログラムなのであり、こうした調査に貢献すること自身が成果と言えるはずです。ですから、得られたデータ自身を使って研究成果を挙げることに、それほどこだわることはないように思います。むしろ、県の調査に協力していることが高く評価されるはずです。・・・
 いずれにしても、ありがとうございました。○○さんたちに改めて御礼申し上げます。 また、丹沢を二人の著名な生態学者とともに歩くことができ、とても有意義な時間をすごすことができました。私が自分の院生を連れて歩いても、得るものは全く貧しいものにしかならなかったでしょう。 矢原さんと梶さんに深く感謝します。
 今後ともよろしくお願いします。