Date: Mon, 20 Mar 2006 22:41:43 +0900
【】皆さん 多分、湯本さんから手配されていると思いますが、「世界遺産をシカが喰う」（湯本・松田編・文一総合出版）がついに出版されました。税込み2520円です。一昨年の奈良のシンポジウムの記録です。手塚さん・牧瀬さん、荒田さん・湯本さんの連名で「サル２万、シカ2万、ヒト二万」と題して書いています。
手塚さんたちの章には1995年からの島全体での駆除数の統計が載っています。1971年からシカ猟は禁止されたそうですが、では1971-1994年までの駆除数はどれくらいだったのでしょうか? また、できれば雌雄別の捕獲数がほしいです。
また、屋久島におけるシカの生息地面積の情報がほしいです。手塚さんの章では、大半（目分量で400km2）は森林で、シカ生息地と見て良いのでしょうか?
ご存知の方（統計がないことを知っている方も含む）がいらっしゃいましたらお知らせください。
①「屋久島での鹿捕獲数は一九六四年の三二八頭をピークに減り続け、一九六九年に百頭まで減り、一九七一年に捕獲禁止になった」
②上記手塚さんらの章には、1980-2000年までの13年間に約6倍（西部林道）という報告があります。
自然増加率と捕獲数がわかれば、ある程度、過去の個体数は推定できるものです。http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2006/yaku06.xlsというファイルを作りました*1。皆さん、1962年の個体数と自然増加率に好きな数字を入れて考えてみてください。
*1:3.23ファイル名訂正
