高知の史跡巡り

昨日、水産学会の自分の発表がすんだので、今日は初めて高知を観光しました。立志社跡#、高知城、板垣退助像 千代の像* 安楽寺弘法大師)、寺田寅彦記念館、城西公園、植木枝盛旧邸#、婦人参政権発祥の地*#、龍馬の生まれた町記念館3*、坂本龍馬生誕地3、南北朝古戦場(春日大社高知分社)、土佐山内家宝物資料館、山内神社板垣退助生誕地#、武市半平太殉節の地、(ひろめ市場=食事)、中江兆民生誕地# を回りました(*お勧め)。鹿児島市内もそうですが、これだけの史跡を全部歩いて回ることができました(3時間ほど)。
#は高知の自由民権史跡http://homepage3.nifty.com/chomin/frame6.htm
3は高知城西側Ⅰhttp://www13.plala.or.jp/shisekihoumon/kouchiwest1.htm
(加筆)婦人参政権といえば平塚らいてうなどを連想し、土佐の自由民権運動とは直接関係ないと思っていたが、いってびっくり。明治に婦人参政権を認めた町があったとか。やはり歴史の教科書に載っていないことも多々ある歴史の懐の深い自由民権の土地だ。
 上記のうち、武市半平太は土佐勤皇党で、その一味が公武合体派の吉田東洋を暗殺した責任をとり切腹している。行っていないが吉田東洋の遺跡もあり、いわば敵と味方を両方保存しているようなものだ。半平太は過激な部下の暴走の犠牲者という認識なのか。
 南北朝古戦場はサイトに載っていないが、春日大社高知分社に遺跡がある。南北朝どちらの勢力も土佐にあり、北が勝つのだが、遺跡の説明はどちらかといえば南朝よりの説明。江戸時代から日本は南朝を正統と認めている(ということは、現在の天皇は正統ではない)というのも考えてみれば変な話だが、半平太と東洋の遺跡をともに大事にするというのも、日本ならではの発想かもしれない。