欧州は蝶々が少ない? 米国は?

Date: Tue, 11 Jul 2006 15:48:28 +0900
素朴な質問があります。
欧米の都市近郊の森林を歩くと、昆虫が少ないのにびっくりします。
日本では中野区の森を歩いても、横浜国大のキャンパスを歩いても、それなりに普通に蝶々が飛んでいます。
 ウィーンの森や、NewYorkセントラルパークの林を歩いても、それに比べて昆虫が極端に少ない気がするのですが、これは私の気のせいでしょうか?あるいは、どなたか根拠をもっているでしょうか?

Date: Tue, 11 Jul 2006 16:50:22 +0900

ヨーロッパのアルプス以北は氷河期の影響があって、昆虫相は非常に貧弱です。氷河が後退したあとも、アルプス山脈が東西に走っているため、南から昆虫が侵入できなかったのです。多様性や進化関連の論文もたくさんあると思います。ニューヨークはよくわかりませんが、緯度と降水量の問題かもしれません。日本は温暖多雨で植物の種数も豊富ですが、それがチョウの種数と関係しているかも知れません。

早速感謝。 少なくとも(NYセントラルパークが本当に少ないとしても) 欧州とは原因が別ですね。日本の自然に感謝します。しかし、耕地面積が少ないために、Ecological Footprintでは極端に日本のBiological Capacityが低くでている。これって妥当なんですかね。