「自然との共生」とは

Date: Thu, 24 Aug 2006 10:28:34 +0900
○○先生
 「自然との共生」というのは新・生物多様性国家戦略などでも言われていますが、科学的には明らかに不適当な用語だと思います(使っている人はそういいませんけれど)。海外でも使われないでしょう。それは、科学的にOddだからだと思います。
 「リスクとの共生」というのは、「寄生虫との共生」のアナロジーとしては悪くありません。この場合、人間は宿主の側です。しかし、「自然との共生」という場合、人間は寄生者の側でしょう(そうでない、共生者だと本気でいう人もいますけど)。東洋的なら何でもよいというものではないでしょう。大東亜共栄圏みたいです。
 しかし、日本ではよく使われる言葉ですから、皆さんが使われるなら、ご判断はお任せします。