マスコミ取材に対する処世術

Date: Wed, 12 Sep 2007 22:01:35 +0900
 タイトルの衝撃性と、中身の質は必ずしも相関しませんが、取材、大丈夫でしたか?
 よくご存じだとは思いますが、【】番組制作者は(新聞記者も)、だいたい書きたい事を決めてから取材をして、都合のよい言質の部分だけを使うものです。じっくり取材してから主張(結論)も含めてまとめる人はまれです。
 事前に見ているなら、大丈夫でしょう。では、楽しみにしています。
At 10:22 PM 07.9.12,
 マスコミは相手を選んだほうがよい。
 私の親しい記者は、私に取材した後で没にすることのほうが多いです。それくらいのほうが、記事になったときは満足します。 http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/press.html上記サイトの方針を決めてからは、ほとんど失敗はありません。
Date: Wed, 12 Sep 2007 22:56:53 +0900
【】暖簾に腕押しの対応や、下記サイトの方針などを示せば、だいたい、いい加減な取材者は脱落します。(2004年、【】ニュース番組を未然防止しました)。
http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2004/letter04.html#040721
 ただし、「事前に記事を見せる」のは公式にはあらゆるマスコミが禁止しています。報道の自由が侵されるという理由で。しかし、我々研究者が事前記事に抗議しても、事前記事が不当なものでない限り、圧力をかけたこと自体がさらに記事になりかねず、逆効果です。【】もっとも、一度、テレビ番組で主張する内容をある官僚に事前に説明したら、官僚がテレビ局に電話をかけてきたことがあったそうです。これは明白な公権力の圧力です。
 というわけで、取材内容を報道前に別の利害関係者に話すのは禁物です。
 後、新聞では地元版では現場記者の記事に忠実でも、本社版ではデスクが【特に見出しを】書きなおすことがよくあります。誰を恨んでも仕方ない、日本のジャーナリズムの未熟さです。その点も計算に入れましょう。