全国COEによる刷新会議への共同声明について

Date: Tue, 1 Dec 2009 16:26:17 +0900
生態リスクCOE各位
 刷新会議などでGlobal COEへの削減などの「仕分け」が報道され、ご心配をおかけしています。仕分けのままですときわめて厳しい予算削減が見込まれますが、COEフェローの雇用については、他のあらゆる予算を削ってでも、継続するつもりです。新規採用内定者も同様です。
 また、刷新会議については、下記のようなほとんどのCOEが賛同する声明が出され、12月3日に【東京大学で】記者会見を行うそうです。【】もしお時間のある方で関心ある方は、東京大学に参加してください。熱気は伝わってくるでしょう。私は14:30から東大駒場で講義を行うので、残念ながら参加できません。
 COEはグローバルCOEになってから、教育重視の教育研究拠点となりました。その費用対効果については、さまざまな意見があるでしょう。今までの政策や大学の取り組みに問題がなかったわけではありません。刷新会議の判断には、若手研究者の方々の夢と希望を踏みにじる表現が散見されますが、私は皆さんの研究が、世界の環境問題に答える重要な使命を担い、評価されると信じています。現に、今までにも、わがCOEからは多くのフェローが次の地位を得ています。
 政権与党についた当事者が、刷新会議の結果は問題提起に過ぎないと居直っていますが、彼らの科学技術政策への無理解は、すでに衆目の知るところです。
 特に若手研究者の皆さん、大事なことは、しっかりと業績を上げ、社会に存在感を示すことです。逆境にめげることなく、針路をしっかりと考えて、研究を進めてください。
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