Date: Wed, 28 Dec 2016 08:38:54 +0900
昨日、IUCNグリーンリストの会合がありました。これはRedlistばかり作っていたIUCNが、良い保護区をほめる認証制度です。【】実績に乏しい(中国韓国フランススペインなど)段階ですが、構想はよくできていると思いました。
- 登録基準に地域指標を設ける。それをIUCNが審査認定する。
- 地域で支援するMentor、国(中米は地域、豪州は州)ごとに評価するEAGL、そのプロセスを監査する第3者Reviewerを設ける(上記サイト参照)
この役割分担はジオパークより明確に書かれていると思います。MAB計画委員会は、いわばメンターの科学者ネットワークであり、その必要性はリマのSide eventでも議論された。
申請手続きは【】COSMOSというポータルサイトで行い、これはIUCNが運営します。【】
また、認証制度はあるが、認証地と認証を目指す地域のネットワークというアイデアがない(?)など、工夫の余地がまだあるように思います。
ジオパークは継続時の審査が重すぎる(審査する側もされる側も)ように思います。また、地域振興にいささか偏り、二重登録への敷居が高いかもしれません。それ以外は、JBRNはジオパークをモデルとして動いていると思います。
日本のMABは、国内委員会の停滞からはからずも計画委員会という支援組織ができました。JICAの海外事業とうまく連携し、ユネスコ正式事業化を控えたジオパーク側の暖かい対応をいただき、多くを学ぶ機会があります。