11.4野鳥の会「風発国際シンポジウム」に参加して

 「11.4風力発電施設が鳥類に与える影響に関する国際シンポジウム」に参加した。野鳥の会は1羽たりとも鳥が風発に衝突するのはいけないと主張しているかと思ったが、どうも、力点は環境影響評価を適切に行えという主張に移ってきたように思う。これは異論がない。むしろそれはまじめな事業者も望んできたことだろう。風発に鳥が当たるのは避けられない。問題は、その個体群への影響を減らすことである。繰り返すが、今の反対運動では、むしろ環境影響評価をまじめにやっていない風発事業のほうが批判に晒されない。これでは事態は好転しないだろう。