浦野・松田編「生態環境リスクマネジメントの基礎」完成!

Date: Fri, 9 Mar 2007 14:24:48 +0900
 おかげさまで、浦野・松田編「生態環境リスクマネジメントの基礎−生態系をなぜ、どのように守るのか−」が完成しました。 私のサイトで紹介しています。
 手前味噌ですが、著者陣の多様性が最大の魅力です。これだけ多くの著者が生態リスクのテーマについて持論を展開する教科書は、傑出したできばえだと思います。読み返すたびに、メンバーたちの議論の集大成として、本COEの「生態リスクマネジメント学」が出来上がってきたという過程がわかります。熟読する読者にもわかることでしょう。教科書として広く使われることを、自信を持ってお勧めできます。
 この教科書は、浦野リーダーをはじめとするCOEの活動内容を実証する成果の一つに過ぎません。私がかかわらなかった「ミレニアム生態系評価」総合報告書の訳書(オーム社)があります。これも、多くの訳者の共同作業として進めたことに、拠点形成としての価値があります。この国際標準の報告書を熟読吟味したメンバーが本拠点に大勢いるということに価値があります。さらに、小池文人さんがIUCNの活動の一環としてまとめた外来種国際シンポジウムの報告書もできました。