首都圏 憂慮すべきは放射能より夏の電力不足

Date: Wed, 16 Mar 2011 10:04:07 +0900
松田研各位 大学からの指示ではありませんが、再度以下の点をお願いします。
・自宅・大学を1日以上空ける予定がある場合はその旨お知らせください(場所は必ずしも言わなくてよい)
 何かあれば、消息を探すことになります。避難するほどなら、それは当然のことです。
 治安にも留意してください。全国的に物不足になりそうなので、なおさらです。他の国なら、治安も乱れているでしょう。
 今、この国の経済と社会がパニックになりかけています。普段当たり前のように機能する市場やサービスが途絶えます。どこに行くのもよいですが、その備えを怠らずに。【】
Date: Wed, 16 Mar 2011 14:13:58 +0900
 【水産学会大会「中止」はやむをえないとする判断に対し、】しかし、いざとなれば、スライドなしでも口頭!発表もポスター発表も可能です。削減された電力需要の範囲で、経済をまわすことも必要でしょう。
 リスク管理が専門の私の【関係者の一部も】「疎開」し始めています。自分の教えたことがいかに無力だったかがよくわかりました。むしろ、今一番避けるべきは、社会全体がパニックになることかもしれません。
Date: Thu, 17 Mar 2011 09:45:43 +0900
 今回の事故は、1週間で沈静化するものではない(そもそも、短期間なら全く問題ない被曝量)。1ヵ月後に移住を考えるほうが合理的だと思います。一方では、1万人以上が犠牲となっているのに、万分の1のリスクを避けて逃げ出すというのは、私は釈然としません。首都機能が麻痺すれば、日本はたいへんです。これは私も実感します。日本経済は大変なことになるでしょう。そのほうが【首都圏の発ガンリスクよりも】若い人々にとっては大問題です。
 この国は滅ぶかもしれませんね。原発のせいではない。【】国難に立ち向かおうとしないということが、今回わかりました。

Date: Fri, 18 Mar 2011 18:12:40 +0900
日本も捨てたものではないですね。今まで炉が壊れていなかったとすれば、神のご加護か。応援します。http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031600093「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ−定年前に自ら志願【本文引用=略】

Date: Sat, 26 Mar 2011 05:58:20 +0100
放射線については、下記サイトがよいでしょう。最初はどのサイトをみたらよいか錯綜していたが、ようやく、わかりやすい(まともな)サイト情報がそろってきました。http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html ”残念ながら、どの組織も 『どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか(赤信号と黄信号)』を発表していません。”というリスク管理に共感します。
 さて、風発問題でお世話になっている飯田哲也さんは、【】エネルギー問題全般の専門家です。下記サイトは必見。http://www.isep.or.jp/fukunp110311.html
 現在、東電の本来の発電量は6000万kWだが現在は4000万kW(情報源によりばらつきあり)。夏までに回復する火力発電所は限られている(4800万kW程度)。
 このままでは、夏に電力不足が起きるのは必至です。冷蔵庫、冷房が止まるということです。せめて扇風機が動いて欲しい(大学にないけど)。【】水を道路や庭に撒いて(=「打ち水」は日本の文化です)涼むことになるでしょう(断水しなければ)。
 上記サイトでは、うまくやれば、その事態は避けられると試算しています。自家発電し売電する需給調整契約が600-1000kW程度あると試算しています。大工場も停電は困るので、需要調整契約は夏までに増えるのでしょう。
 本学の学年暦でも、横浜が放射能汚染のために避難すべき場所とは判断していません。我々はリスク管理が専門です。
 しかし、周囲の意見は、「逃げたい人はどうぞ逃げてください」ということです。人口が減ったほうが、夏の首都圏での停電が減るでしょう。