日本学術会議「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡協議会」への意見

Date: Mon, 12 Sep 2011 11:29:46 +0900
 前回の声明案でも、私としては、工学系だけでなく、我々【農水系】も含めて学界が反省するという態度を示すほうが、【土木工学系】の方々にも有効だと思いました。
 今後、【連絡協議会全体として】真摯に反省する態度になり、特に水産関係のテーマについては事前に水産学会などに相談する体制ができるなら、まだこの連絡会を立て直す可能性はあると思います。しかし、これは2度目です。残念ながら、そうならない可能性のほうが高いでしょう。
http://www.miyagi.kopas.co.jp/JSFS/COM/jsfs14.html
「ワーキンググループ」不参加の理由
今回の地震津波及びそれに引き続く原発事故は、広く国民に工学技術およびそれを専門とする研究者に対する不信感を招きました。関連学界全体として、関連分野の研究が内包する問題点を、真摯に反省することが求められています。
連続シンポジウムのテーマ(案)を見ると、こうした分析をテーマにするものは皆無であり、それらの反省が明示的に含まれない形で、防災や復興が語られようとしています。こうした態度は、災害をも研究に利用しようとするものと、国民一般から受け取られかねません。【以下略】