9.12-13済州島 世界島嶼沿岸生物圏保存地域ネットワーク会合報告

Date: Sun, 23 Sep 2012 06:06:15 +0900
ユネスコ】MAB【「人間と生物圏」】計画委員会サイト【】を更新しました。【】第2回Global Network of Island and Coastal Biosphere Reserve Networkは9月12日に済州島世界自然遺産センター(完成したばかり)で開催されました。日本からは屋久島の手塚賢至さんが報告し、やはり済州島で開催されていた国際自然保護連合総会(WCC)に参加していた松田も参加しました。今後もGNICBRN(2月のメノルカ島での会議のとき【と】名称が微妙に【違います】)の会合を原則毎年開催することになり、来年はエストニアで開催されることが内定しました。この会合は、共同事務局であるメノルカと済州自治政府ならびにユネスコの支援を受けて運営されるようです。
 なお、同時期のWCC【世界自然保護会議】では、韓国MAB委員でもある洪善基教授が中心となってアジア太平洋の島嶼部の生物文化多様性に関するセッションが企画され、松田も講演しました。同時にWCCとしてStrengthening Biocultural Diversity and Traditional Ecological Knowledge in Asia-Pacific Island Regionsという動議を行い、WCC総会で採択されました。これも、島嶼部のMAB活動に大いに関係する動きです。
 なお、済州島でのこれらの動きは、日本生態学会会長メッセージに写真とともに紹介しています。来年から、韓国MAB委員である?度純(Do-Soon Cho)教授が韓国生態学会長になります。私の在任期間と重複するのは来年1年だけですが、日韓生態学会長がMABで協力することが可能となるでしょう。