3.9 生態学会静岡大会公開講演会 関連書籍のお知らせ

Date: Thu, 7 Mar 2013 12:52:23 +0900
静岡(グランシップ、東静岡駅前)で開催中の生態学会静岡大会では、最終日9日13時ー16時に公開講演会「世界遺産における自然の恵みとその保全」を開催します。これだけの入場は無料です。
開式の辞と趣旨説明… 増澤武弘(静岡大学)    13:00−13:05
1. 湯本貴和(京都大学)「水の恵み・屋久島」13:05−13:40
2. 中静透(東北大学)「白神山地のブナ林とその恵み」13:40−14:15
3. 松田裕之(横浜国立大学)「知床―海と人と世界遺産の新たな関係」14:15−14:50
4. 可和直毅(首都大学東京)「海洋島における特異な生物相互作用と進化―海の恵み」14:50−15:25
5. 増澤武弘(静岡大学)「富士山の恵み―文化遺産としての富士山」15:25−16:00
全体討論 司会… 小南陽亮(静岡大学)16:00−16:30 

 世界遺産というと自然保護区とすばらしい自然の話とばかり思われるかもしれませんが、私の知床の話は、文理融合の取り組み、科学委員会の政策提言のあり方、地域の自主管理のありかたなど、国際コモンズ学会が「世界のインパクトストーリー」に選んだ内容をお話します。私としては、これが今後IPCCやIPBESに影響力を持つFuture Earthの取り組みのモデルのひとつになると思っています。(自分の話だけですいません)
 なお、恒例により、今回の各講演者の話を事前にまとめた書籍を無料配布します。これは参加者へのサービスで、一般には有料です。一人1冊です!
 最後に、過去の公開講演会の書籍は大会中はブースで販売しています。もちろん、書店やネットでも販売しています。過去のシリーズは以下のとおりです。
 皆さんのご来場と、来場できない方の書籍購入を歓迎します。
 なお、明日9:30から生態学会総会を開催します。法人化など、重要な提案をいたします。生態学会員の方は、こちらも参加をお願いします。

文一総合出版 エコロジー講座(シリーズ) 日本生態学会
1 森の不思議を解き明かす 矢原徹一 責任編集

2 生きものの数の不思議を解き明かす 島田卓哉・齊藤隆責任編集

3 なぜ地球の生きものを守るのか 宮下直 責任編集

4 地球環境問題に挑む生態学 仲岡雅裕 責任編集

5 生物のつながりを見つめよう 地球の豊かさを考える生態学 陀安一郎 責任編集

6 世界遺産の自然の恵み 増澤武弘・澤田均・小南陽亮 責任編集(今回出版)