2014年のユネスコMAB国際調整理事会より(2)

Date: Thu, 12 Jun 2014 22:18:10 +0900
 結果として無事に志賀高原は拡張が認められましたが、実は大騒動でした。【】
 ようやく志賀高原の審議が始まった。安心してきいていたが、配布資料にもApprovedとあるのに、事務局の説明ではいきなりDeferredと言われ、私は耳を疑いました。(2度、マイクで聞き直した) まさに青天の霹靂、その場でとっさに 確かに核心地域は緩衝地域に完全にはおおわれていないが、国立公園で覆われている。5つの自治体のうち熱心なのは二つで、残り3つの部分は合意形成が遅れているが、MAP【マドリッド行動計画=現在の理念に沿わないユネスコエコパークの見直し作業を含む】が去年終わったこともあり、先行する2自治体の部分を中心に申請した。 と言いました。
 韓国【】をはじめ、各国から一斉に日本に同情する意見が相次ぎました。明確な事務局案支持はなかった。
 さらに、「次世代のBRで重要なのはParticipatory approachだ。政府主導で図面を書くなら国立公園に囲われているので緩衝地域を設定できた【】。しかし、残る3自治体の取り組みが活性化するのを私は待つことにした。」と述べました。英国も含め、承認すべきだという意見がさらに相次ぎ、事務局【も】承認を認めました。
 まさか、事務局はぶれないほうが良いと昨夜【事務局】を励ましたのに、事務局案をその場で覆す最初の例が自身になるとは、思ってもみなかった。【】人生で最も動揺した日の一つになりました。
 これが覆らなかったら、今頃は大変でした。そして、そのような目にあっている国は他にもある。しかし、日本にとって、本当に良かった。【】どの国がSupport発言をしたかを思い出してもらっています。これは大変な借りができた。