シカの保護管理には猟区経営がよい

Date: Thu, 29 Dec 2005 16:57:05 +0900 (JST)
皆様、まだ年賀状書きにかかれぬ松田です 【昨年末の書簡】
○○さんのご意見、たいへん参考になります。猟区ができるならば、それが一番ですね。これ【乱場とせずに猟区によって狩猟を行うこと】は丹沢方式です。○○案は必然的に世界遺産区域も猟区になります(除外していくのでしょうが)。これは魅力的です。「世界遺産のシカを喰う」という本を出したいです。知床では、いま、世界遺産管理として密度操作実験(シカを半分に減らして植生回復を調べる)を検討中。【】
 神奈川県、兵庫県、北海道のシカなどの保護管理計画もhttp://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2005/yaku.htmlに載せました(エゾシカ協会にリンク)。ほかにも、載せる情報をどしどし(URLつきで)お知らせください。

Date: Mon, 1 May 2006 18:17:12 +0900
 私の関心は、屋久島をいくつの鹿個体群(ユニット)にどう分けるかです。

  • 全体が一つなら、一方だけ増えて他方が減るということにはなかなかなりません。
  • 2kmそれぞれを別のユニットとはいえないと思います。
  • およその鹿の移動距離、密度の濃淡、それに移動しやすさなどを考えて、いくつかに分けたほうがよいと思います。このアイデアが立たないと、Spotlight調査のどこを足し合わせてよいかも、方針が定まりません。