マグロ 資源管理と小食のすすめ

2.9 朝日新聞 私の論点
Date: Sat, 10 Feb 2007 12:44:08 +0900
2.9の朝日新聞私の視点に 表記の投書を掲載したのでお知らせします。

 昨今、マグロ類の漁獲枠削減と魚価高騰が盛んに報じられている。・・・マグロ類の資源量は大幅に減り、10年以上も前から各海域では国際機関がマグロの漁獲量制限を行っている。・・・四半世紀前、各国が捕鯨をやめようとしていたのと異なり・・・漁獲総量を減らすとともに日本のシェアを減らす必要がある。そもそも、日本人はマグロを食べ過ぎている。・・・昔の日本人は、今ほどマグロを食べていなかったのである。どんな山里の民宿に行ってもマグロの刺身が出るという状況は、地産地消ではない。・・・大切なことは、乱獲されたマグロと、適正に管理されて獲られたマグロを区別し、後者だけを利用することである。・・・日本には世界最大の水産物輸入国として、無責任漁業による水産物を輸入している責任がある。・・・ 今までの日本の水産業の生産流通・消費制度のままでは適応できないが、時代に即して変えていけば、漁業と環境の両立を目指す世界史の主導権を握ることができるだろう。