生態学会福岡大会 企画案

Date: Wed, 11 Jul 2007 10:52:41 +0900 (JST)
以下のような企画*1を私の名前で出しました*2。7月中に返事が届きます。【】問題は、誰がどこまで話すことができるかです。決まっていなくてもよいとは書いてありますが、ある程度準備が必要でしょう。
【】皆さん、ご意見歓迎します。(漁村の過疎化も進むでしょうが、下記には含めていません。人口が減った場合、平地部の農地は減らないと素人考えに思っていますが、これはいかがでしょうか?)【まだ講演者は未定です。講演者も募集中】
生態学会福岡大会(3/14-18) 企画シンポジウム案
S-007「日本の国土の超長期ビジョン 中山間地問題」
 2010年の生物多様性条約締約国会議を前に、2050年の日本の国土と自然のあり方を問う動きが各方面で見られる。その最大の焦点は、今後の人口減少時代を見据えた中山間地のあり方である。すなわち、これは人口問題、国土計画と連動している。
 本シンポジウムでは、中山間地を「里地里山」として維持するか、多くの中山間地から撤退するかの2つのシナリオを準備し、それぞれを実現するための人口・食糧・防災政策を検討する。以下はあくまで素案である

  1. 里山回帰作戦 今後の国際的な食糧需給の逼迫に備えて、日本の食糧自給率等を挙げる必要がある。人口分布を都市から中山間地に比重を移すための方策と取組みを紹介する。同時に、バイオ燃料の功罪を評価する
  2. 日本撤退作戦 中山間地のすべてを維持することは不可能であり、人口減少に伴い、放置される場所が続出するだろう。放置された中山間地の半世紀後までの植生遷移、防災上の問題点などを評価する。

 さらに、中山間地が生物多様性に関してどのような特徴・機能を持つのか、また両シナリオにおいて国土の生物多様性がどのように推移すると予測されるかを議論する*3
(以上、案)

*1:最新の案はCOEサイトhttp://risk.kan.ynu.ac.jp/gcoe/ESJ08S007.html

*2:本日付で「先に進めよとの返事」

*3:赤字部分は申請したときの案にはない