ある中堅研究者への書簡

Date: Tue, 15 Jan 2008 17:26:47 +0900
 学会で【さまざまな企画に】過剰露出するよりは、部下や仲間にも機会を与えることをそろそろお考えになることを私は勧めます。
 まぁ、人にはいろいろな考えがあるのでしょう。
 あなたがやるから若手(他所属を含む)がやらないのか、その逆なのかは難しいところです。

Date: Wed, 16 Jan 2008 10:44:41 +0900
 今どきの若い者は・・・というのはいつの時代にもありますが、あなたの言っていることも同じです。我々が若いときにも、上の世代からはそう言われていました。
 若い世代が消極的なのは若い世代の責任だけでなく、我々の責任でもあります。これは自分はそう努力しているという問題ではなく、実際に元気な若い世代が登場するかどうかという結果責任です。
 あなたは若いころから元気で、年寄りと闘ってきたと思っているかもしれません。私は違います。自分の師匠が空気のように我々をその気にさせ、自分の引き際を悟り、わかっていてもこちらが気づくまで黙っているのを見てきました。だから、寺本研は弟子の成功率が高いのだと思っています。私も、自分の師匠を見習っているつもりです。

ポスターが主流を占めているのも疑問です。

 これは同感です。ポスターにはポスターの良さも醍醐味も話術もありますが、口演のほうがやはりよい機会になると思います。