Date: Thu, 1 Jan 2009 13:28:57 +0900
BCC発信にて失礼します
旧年中はたいへんお世話になりました。
昨年度より開始したグローバルCOE「アジア視点の国際生態リスクマネジメント」の一環として、昨年は二つの単著「生態リスク学入門」(共立出版)と「なぜ生態系を守るのか」（NTT出版)を著しました。わが生態リスクCOEでは、アジア視点の生態リスク管理として、発展と保全の調和を図り、予防原則の事後検証を行う順応的リスク管理を進めるとともに、上意下達型ではない利害関係者の合意による共同管理の有効性を主張しています。第5回世界水産学会議をその取り組みの節目とすることができました。次は2010年の生物多様性条約締約国会議に向け、多様性指標、海域管理のあり方について準備を進めています。
昨年は日本の漁業制度が大きく問われた1年でした。日本の沿岸漁業制度の長所を、知床世界遺産視察団とPew海洋保護フェロー会議で世界に説明することができました。昨年から大手水産会社の環境アセスメント委員を拝命し、ニュージーランドとアラスカなどを訪問し、持続可能な漁業や先住民との協力などを進める国際的な取り組みを学びました。
略儀ながら、電子メールにて失礼します。
今年もよろしくお願いします。
丑2009年1月1日 松田 裕之
