沿岸捕鯨の再開を

Date: Sun, 8 Feb 2009 17:14:24 +0900

Rethinking Japan's whaling practices
UPI Asiaの上記の記事、拝見しました。
多くの取材を元に短くまとめたので、こちらの説明が十分伝わってはいませんが、私のところについては、間違いは書いていません。ありがとうございます。
ただし、私は、沿岸捕鯨を再開するに当たって、南氷洋調査捕鯨をあきらめる必要はない旨強調したつもりです。この文脈では、その点は誤解されますね。単に削減するだけなら交渉の範囲内だと思いますが、やめるという約束は不要でしょう。沿岸捕鯨を一方的に再開しても、それだけを理由に除名するとは思えない。
いずれにしても、このような妥協案が出てくること自体、沿岸捕鯨が持続可能であることを認めていることを意味します。沿岸捕鯨南氷洋捕鯨は、別の地域の資源を利用しているのであり、一方を減らせば他方が認められるというものではありません。持続的な利用が可能なものを政治的な理由によって妨げているという現在のIWCの体質が明確になったといえるでしょう。
いずれにしても、沿岸捕鯨の再開は急務です。