9.29 日本政府提案説明会での意見

Date: Wed, 30 Sep 2009 16:00:33 +0900
9/29、外務省主催?の「ポスト2010年目標意見交換会」が開かれました。次は10月15-17日の「神戸国際対話」が焦点となるようです。
http://www.j-bon.org/wp/wp-content/uploads/2009/08/post2010-3.pdf
http://www.kobe-biodiversity.org/
その辺の情報はGBIFのサイトをご覧ください。(充実しています)
http://gbif.ddbj.nig.ac.jp/whatsnew.html
 8月の外務省試案は上記サイトからたどれますが、昨日の案はまだのようです。昨日会場で指摘した松田の意見を紹介します。(元の案がないとわからないでしょうが)また、記録していないので、文字通りではありません。

  1. 「人と自然の共生」というのは英語の表現(Harmony?)と異なる。英語の表現に対応する日本語にすべきである
  2. 今までの締約国会議の決定事項を十分踏まえていないように思われる。7つのFocalPointなどを踏まえつつ、それを発展させるなら良いが、新たに個別目標A-Iを作っても、過去の経緯とのつながりが見えない。また、指標としての「保護区の面積」が何箇所も出てくるようでは、目標の整理が不十分であるという印象を受ける。
  3. 保護区の面積は、海洋については、持続可能な利用を図るための手段でもある。広大な面積を保護しても持続的利用は図れない。むしろ小さな保護区をいくつも作るほうがよい場合がある。数値目標A5に習い、「保護区の面積・箇所数」とすべきである。
  4. 海洋については漁獲物平均栄養段階(MTI)という指数が提案されている。この指数には欠点もあるが、海外で提案されているなら、使ったほうが良い。その上でさらに議論と分析を発展させるべきである。
  5. 達成目標C3の有害化学物質についてのみ「影響を最小化」と書いているが、他と同じく「影響の軽減」でよい。また、「他の条約の取り組みとの連携を図る」ということは、一般論としては述べたほうが良いのではないか。
  6. 数値目標C4の「絶滅危惧種の数」というのは、多いほうが良いのか少ないほうが良いのか、趣旨を明確にすべきである。おそらく、保全して絶滅危惧種指定を解除する種数が多いことが望ましいのだろう。
  7. 個別目標Gは伝統的知識とABSが記されているが、これはもともと別のFocalPointだったもので、分けたほうがよい。さらに、具体的な達成目標に伝統的知識の該当項目がない。それに該当するものとして、日本では、Local Knowledgeのデータベースを作っている取り組みが各地にある。これを推奨することも重要である。
  8. 森林の面積というだけでなく、海外の森林を減らしている状況を直視すべきである。たとえば、「海外の生態系サービスを過度に損なうことがないよう、貿易量を適正に保つ」などという表現を入れるべきである。

以上です。
他の方からも意見が出されました。一度、集まれる人だけでも集まろうと思います。