豊岡のコウノトリの取組みに敬服

Date: Tue, 8 Feb 2011 08:50:08 +0900
地域環境学ネットワークの皆様
 豊岡の会合は大変衝撃的でした。【とても多くのことを学ばせていただきました。】
 まず、町全体がコウノトリのネタで満ち溢れていることに衝撃を受けました。環境アイコン、ここに極まるということですね。そして、実際にはコウノトリ(だけ)でなく、冬水田んぼなど、さまざまな環境への取り組みがあり、コウノトリも(!)大切というのが取り組みの実態【のようにみえました。】それでいて、【数羽】程度が公園の給餌に依存しないで自立しているというのは、野生復帰事業としても大成功を収めつつあると思います。コウノトリの野生復帰にはコウノトリの飼育ではなく、周囲の餌場環境が大切だという生態系管理の取り組みの成果だと思います。多様な担い手がそれぞれの興味を持って集まり、コウノトリという環境アイコンがその核となるという、「地域環境学の協働のガイドライン」の手本のような事態が進んでいると思います。

Date: Thu, 10 Feb 2011 10:46:08 +0900
 豊岡の取組みをみて、改めて、なくなった池田啓さんの偉大さを思い知りました。お上の取組みで野生復帰を【進】めるのに比べて、市民と農家の自主的な取組みでここまで成功しているのは、彼の功績でしょう。しかし、まだ完成ではありません。コウノトリの郷の皆さんが今後もこの偉業を続けていかれることを願っています。
 特に、「なぜ自分がコウノトリのために減農薬にしている水田で餌を採るのは良いことで、自分が餌を直接あげてはいけないのか」という疑問を持つ【農家の方】を説得することはかなり難しいと思います。それを批判して、農家の減農薬の取組みまで失っては元も子もありません。池田さんはさまざまな方と丁寧につきあわれる方で、いろんな人を知り、人と人を結びつけるのが抜群にうまい方でした。【文理】融合とか地域に根ざしたというのは簡単ですが、それを文字通り実践し、成功に結びつけていたことを、豊岡に来て【】知ることができました。