辺野古米軍基地環境影響評価のジュゴンの絶滅リスクについて

Date: Wed, 19 Dec 2012 19:25:49 +0900
 念のために申しますが、【辺野古米軍基地環境影響評価の有識者研究会最終報告にある】ジュゴンのPVAの補足は以下の通りです。
・事業の有無による絶滅リスクに「有意差がない」というのは、沖縄タイムス12/12にある「影響なし」とは違います。また、事業の影響を県全体の取り組みに「はぐらかす」つもりはありません。事業の有無にかかわらず、野生絶滅に近いジュゴンには保全策が必要というのが、ジュゴン保全の最重要課題です。また、我々の最終報告では、「本事業により消失する海草藻場の面積は78ha」(沖縄島周辺の海草藻場(1,282ha)の約6%に相当)と予測し、「事業実施による環境収容力の低下に伴う絶滅リスクの変化の程度を予測」しました。そして(サンゴの部分に)「基本的には、その消失面積に相当する海草藻場を移植等によって代償されることが望ましく、具体的には、移植等による現状の生育区域周辺への海草藻場の拡大等のほか、海草藻場の新たな造成及び移植についても検討することが望ましい」と記しています。
琉球新報12/19 ・・・評価書の総合評価で記述されていた「環境保全上、特段の支障は生じない」との文言がなくなり「環境保全への配慮は適正」などと記述された。・・・評価書で「環境保全上、特段の支障は生じない」と記述されていたことについて、評価書の補正作業に向けて防衛省が設置した有識者研究会(中村由行座長)は記述が不適として修正を求めていた。