知床遺産地域はMPAか?(1年前)

Date: Mon, 5 Jul 2010 09:06:38 +0900
 そもそも、国立公園も、日本の世界遺産も、MAB/BRもそのような【Zoningして、核心部分を厳格に保護する】設計になっているはずです。
 COP10(の後)で、面積はろくな指標にならないことが再認識されるでしょう。しかし、MPAの数と面積をどう数えるかは各国がそれぞれ悩むでしょうから、それだけでも意味があるのかもしれません。【】所詮は募金活動【】のガス抜き、理想を語る貴族のサロンですから、実効性を問われない側面がたくさんある。【】合意するなら、きちんと責任をもってやってほしい。
 先日の文科省のMABの会合で、Biosphere Reserveというのはわかりにくいので、通称「ユネスコエコパーク」にすると決まりました。カタカナも目くらましですね。私は「自然共生圏」を提案したのだが)
 実は、MABも日本では現地に担当官がいない虚構の組織です。屋久島でMABの説明をして、「世界遺産センター」や「営林署」みたいなものはないのかと聞かれて、遅まきながら愕然としました。そうか、保護水面でも自治体に移管され、予算がなくて風化しているのですか。日本のMABはもともと何の人と金の担保もない。看板すらない。