総研大「個体群生態学」のシラバス

Date: Sun, 24 Mar 2013 11:37:57 +0900
 このたび、総合研究大学院で個体群生態学の講義をします。そのシラバスを以下のように書いてみました。http://ecorisk.ynu.ac.jp/matsuda/lecture/sokendai.html
 私にこのような言説を言う資格があるかどうかはわかりません。しかし、今、生物多様性条約関係の国際組織(DIVERSITAS)などに加わってみて、「現場の最重要社会問題に答え、それを科学として体系化する」という進取の気性こそが、今の「国際条約科学者」に足りない点であり、かつての個体群生態学の生命線だったと思います。
 そろそろ、私より若い世代【】が「個体群生態学は終わった」といったことの歴史的検証が必要だと思います。
 ただし、この「視点」が、今の個体群生態学会員や学生たちにどう響くかはわかりません。