記憶遺産「Documents of Nanjing Massacre」問題

Date: Wed, 14 Oct 2015 18:06:58 +0900
なるほど、「記憶遺産」というが英語はMemory of the World(世界の記憶)であって、「世界遺産」のような条約に基づくものではないのですね。勝手に「遺産」と訳して混同し、果ては異論を述べるべき相手を中国からユネスコに勝手にすり替えてしまった。
 死者数に関する異説も同時に登録してもらえばよかったのでしょう。外交と歴史学の失敗です。
 この「脅し」でユネスコが撤回するとは思えない。では本気で【分担】金を日本が出さないかといえば、それも難しいでしょう。すでにアメリカも出していない。パリのユネスコの建物は既に別館を手放しているが、それでも米国の「脅し」に屈していない。
 かつてIWCで日本が少し分担金を留保したことがありましたが、結局後払いしたと思います。今回はどうかな。日本には国際連盟脱退のトラウマがある。