Date 2017/9/10 7:01
9月9日、DRUM TAOスペシャルLIVEのあとの夕食会での挨拶。確か以下のようなことを述べました(加筆)。
祖母・傾・大崩ユネスコエコパークでは「自然に対する畏敬の念」もキーワードの一つです。最近の環境条約では、ILK (indigenous local knowledge=先住民の地域の知識)が科学知とともに重視されるようになりました。この議論で私が少し不満なのは、先住民の伝統のみが重視され、彼らの現在形の工夫が軽視されることがあることです。
DRUM TAOの演出は、その点、極めて自由にさまざまな工夫をしているのが印象的でした。それでいて、しっかり世界に日本らしさをアピールできているように思います。まさに、芸術のイノベーションを感じました。
私は、ユネスコエコパークにもそのような自由な工夫を期待しています。公式アーティストになったからといって、このような理屈付けは余計なことかもしれませんが、公演を見ながらの私の感想です。
団員の個性が生きている点も感心しました。次々に主役が代わり、観衆の側は幕間が少ない。これも、大いに参考になりました。
比べ物にならないことは承知していますが、私も、聴衆を引き込むような講演をしてみたいと思います。
そのうち、祖母・傾・大崩だけでなく、諸外国のBiosphere Reserve、あるいはユネスコMAB全体が、DRUM TAOを公式アーティストにしたがるかもしれないとさえ思いました。
祖母・傾・大崩ユネスコエコパークと、皆さんのご多幸と、DRUM TAOのますますの活躍を祈念して、乾杯!
送信日時: 2017年9月11日 10:54
こちらこそありがとうございました。大分合同新聞が報じたようですね。(ドラムタオの公演は、まだSNSなどにも出ていないようです)