個体群生態学会の現状と未来

Date: Tue, 6 Jun 2006 00:08:22 +0900
○○様 皆様
 そのとおりですね。今、生態系管理は個体群管理と乖離していますから、これはどこかで仕掛ける価値があると思っていますが、生態学会でもできないことはない。
 以前言ったと思いますが、現在の生態学会全国委員の多くは個体群学会の運営委員を兼ねています。つまり、個体群生態学生態学会の主流の一つになったといえます。これは20年前とは大きく違う点であり、個体群生態学の大きな成果だと思います。
 はじめに学会ありきという考えはやめましょう。 私は、(昔指摘されたように)個体群生態学が終わったとはまったく思いませんが、学会というのは歴史的使命がある【】。その中身は、我々だけがやるというよりは、会員皆が動くことだと思います。我々がすべきことは、把握できる動き(我々自身を含む)を分析し、個体群生態学の現状と未来、それと学会の現状と未来に関する見解をまとめて早く会員に提示することだと思います。自分で提案したことは、自分で動きましょう!
 【】個体群生態学自体は、今、成功しているのですから。 要は、新たな歴史を作る気概を、個体群生態学会が受け止められるかどうかです。