3.30環境省・エネ庁第1回風発検討会

Date: Sat, 31 Mar 2007 08:43:28 +0900
 本日 環境省・エネ庁第1回風発検討会がありました。野鳥の会の委員がいくつか風発の事例を紹介したとき、これは悪い例ではなく、よい例という紹介をしたのには驚きました。また、抽選前に検討会を開いた汐首岬の例を出し、この事業が(抽選で外れて)なくなったのは残念といったので二度びっくり。
 私が風発の鳥個体群に対する影響が大きくないことが客観的に示されたといったのに、野次さえ飛ばなかった。ずいぶん建設的な議論が出来るようになったと感じます。http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2007/windfarm.htmに近々詳しく紹介します。議事録h*1もそのうち公開されるでしょう。【】
 ちなみに、日本の自然公園は欧州とも米国とも制度が違います。広く緩い規制をかぶせています(浦野絋平・松田裕之編著(2007)「生態環境リスクマネジメントの基礎―生態系をなぜ,どうやって守るのか―」オーム社の加藤峰夫論文 参照)。特別地域がどれだけかは知りませんが。知床世界遺産では漁業が営まれ、トドの捕獲さえ許されています。

*1:ttp://www.env.go.jp/nature/yasei/sg_windplant/index.html